去年より乗っている車のエアコンの効きが悪いと感じませんか。エアコンの効きが悪い原因が分かれば修理費用も目安がつくはずです。
車のエアコンの効きが悪い原因
エアコンの効きが悪いと思うのは、ほとんどがエアコンのガス漏れが原因です。
家のエアコンと違って車のエアコンはエンジンルームの中にあるので、エンジンの振動や熱が伝わる過酷な状況下にあります。
エンジンの振動でエアコンのパイプやホースの繋ぎ目からガス漏れを起こしやすいのです。
ただ、全部が全部エアコンのガス漏れが原因という訳ではありません。
エアコンの効きが悪い原因
- エアコンガス漏れ
- エキスパンションバルブの詰まり
- コンプレッサー本体の故障
- マグネットクラッチの故障
- リレーの故障
- エアコンパネルの故障
- 電動ファンの故障
- ファンベルトの滑り、張り不足
- エアコンフィルターの詰まり など
エアコンの効きが悪い原因はこれだけあります。
エアコンの効きが悪い時にまず最初にコンプレッサーが動いているか確認しましょう。
コンプレッサーの動きからエアコンが冷えない原因を絞ることができます。
コンプレッサーが動いているのか知る方法は簡単で、エアコンパネルの「A/C」スイッチを押すだけです。
A/Cスイッチを押すとエンジンルームの方から「カチッ」という音がするはずです。
エンジンをかけているとエンジン音でかき消されて聞こえにくいかもしれませんが、A/Cスイッチを押しまくって聞いてみてください。
「カチッ」という音がしたらコンプレッサーは動いています。音がしなかったら、コンプレッサーが動いていません。
エアコン効きが悪い コンプレッサー動く
- エアコンガスの量が多い
- コンプレッサー内部の故障
- 電動ファンの故障
- ファンベルトの張り不足
- エアコンフィルターの詰まり
- エキスパンションバルブの詰まり
などが考えられます。
エアコンガスの量が多い
コンプレッサーが回るのにエアコンの効きが悪い時、エアコンガスの入れすぎが原因かもしれません。
エアコンガスが規定量よりも多いと液体になったエアコンガスが気化しにくくなりエアコンの効きが悪くなります。
エアコンガスの量を見る方法はサイトグラスと呼ばれる小さな窓からエアコンガスの流れを見ることで判断できます。
エアコンガスの量
- エアコンガスが多い時のガスの流れは透明で特に変化がないのが特徴です。
- エアコンガスが規定量の場合はチョロチョロとガスのながれに気泡が現れます。
- エアコンガスが少ない時のガスの流れは真っ白く気泡だらけになります。
エアコンガスが多いとエアコンの効きが悪くなるのでガスを抜いてもらう必要があります。
エアコンガスの大気解放は環境破壊の原因になるので、なるだけしないように。
コンプレッサー内部の故障
コンプレッサーが動く「カチッ」という音は電磁スイッチが入った作動音です。
「カチッ」と音がなれば電磁スイッチは問題なく動いていますが、エアコンガスを圧縮する内部の故障が考えられます。
コンプレッサーの修理は普通の人はできないので、専門業者にお願いする必要があります。
電動ファンの故障
コンプレッサーは動いているがエアコンの効きが悪い場合は、電動ファンが回っているか確認してみましょう。
A/Cスイッチを押せばコンプレッサーが動き、車のフロント部分から扇風機のようなものが回るはずです。
A/Cスイッチを押しても電動ファンが回らない場合、エアコンの効きが悪くなりますが、走行中はエアコンが効くはずです。
電動ファンが故障している場合はエアコンが効かないだけでなく、エンジンのオーバーヒートにも繋がります。
電動ファンが回らない場合はすぐに車屋さんへ見てもらう必要があります。
ファンベルトの張り不足
コンプレッサーは動くのにエアコンの効きが悪い場合、コンプレッサーを動かしているファンベルトの張りが弱いかもしれません。
ファンベルトの張りが弱いと滑って上手くコンプレッサーを回せてない場合があります。
ファンベルトの張りが弱いと「キュルキュル」や「キャーーー」などのベルト鳴きを起こします。
ベルト鳴きをよく耳にするようなら一度ファンベルトの張りを確認してもらう事をオススメします。
エアコンフィルターの詰まり
コンプレッサーは動くのにエアコンの効きが悪い時、エアコンフィルターの詰まりが原因かもしれません。
エアコンフィルターが目詰まりを起こすと風の流れが悪くなり、冷たい風を起こすための装置に風が流れません。
エアコンの効きが悪いというよりかエアコンの風が弱い、臭いがクサイなどの原因になります。
エアコンフィルターなら自分でも交換できるような簡単な位置に取り付けられている車が多いので確認してみるのもアリです。
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エキスパンションバルブの詰まり
コンプレッサーは動くのにエアコンの効きが悪い時、エアコン内部のエキスパンションバルブと呼ばれる精密部品の詰まりかもしれません。
通称
エキパン
エキパンに鉄粉などの小さなゴミが詰まってエアコンの効きが悪くなっている事があります。場合によってはコンプレッサーも止まる。
室内から出てきたエアコンの太い方のパイプを手で触ってみて冷たくなければエキパンの詰まりかもしれません。
軽くエアコンが効く仕組みを説明しておくと、エアコンは気化熱を利用しています。アルコールを肌に塗ったら冷んやりしますよね。
あれは液体のアルコールが気化するときに周りの熱を奪う事で冷たく感じます。
エアコンもエアコンガスをエキパンに来るまでに液体状態にして、エキパンの小さな穴から一気に噴射することでエアコンガスが気化します。
この時に発生する気化熱が冷たいので冷たいところを通した風が吹き出し口から出てきます。
エキパンが詰まってしまうとエアコンガスが気化できなくなります。
エアコンユニットの脱着し、部品交換が必要なら部品の交換をしなければなりません。場合によっては清掃で直る場合もあります。
いずれにせよ車屋さんに見てもらう必要があります。
車のエアコンの効きが悪いのには関係してませんが気化熱を利用した熱中症予防アイテムで空調服というものがあります。
汗をかいた身体に服に付いた扇風機で風を送ってあげる事で汗が気化し涼しくなる服があります。
気化熱の話をしたのでつい紹介してしまいました。
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エアコン効きが悪い コンプレッサー動かない
エアコンの効きが悪い、そもそもコンプレッサーも動いてない場合、
- エアコンガスが少ない
- エアコンガス漏れ
- ヒューズ、リレーの故障
- マグネットクラッチの故障
- プレッシャースイッチの故障
エアコンガスが少ない
エアコンの効きが悪い一番の原因はコレです。エアコンのガスが少ないと圧力センサーによりコンプレッサーは動かないようになっています。
コンプレッサーが動いたり動かなかったりを小刻みになったらエアコンガスが少ないサインかもしれません。
エアコンガスが少なくて、コンプレッサーが回らなかったらエアコンを付けてないのと一緒です。
エアコンガスの補充が必要なのですが、ただ補充してもエアコンガスが少なくなっていたのならまた少なくなります。
どこからかガス漏れを起こしているのでどこからエアコンガスが漏れているのかを調べる必要があります。
エアコンガスが減る事は漏れる以外にはないので、ガス漏れの箇所の点検をしてもらいましょう。
ガス漏れを直し、規定量エアコンガスを入れればエアコンがまた効くようになりますよ。
エアコンのヒューズ、リレーの故障
エアコンのヒューズが切れていたり、マグネットクラッチを動かすリレーが壊れている場合があります。
A/Cボタンを押して「カチッ」と言わない場合はヒューズやリレーも疑ってみてください。
ヒューズやリレーが壊れている場合は取り替えたら動くようになるはずです。
ただ、普通にエアコンを使っていればヒューズが切れる事はまずありません。
ヒューズが切れる原因がなにかあるはずなので、エアコンのヒューズ切れの原因を見つけ直す必要があります。
マグネットクラッチの故障
エアコンの効きが悪い時、コンプレッサーが回らない時はマグネットクラッチが壊れている場合があります。
マグネットクラッチが作動しない場合はエアコンが効きません。
A/Cボタンを押して「カチッ」とマグネットクラッチの作動音を確認してみましょう。
プレッシャースイッチの故障
エアコンの効きが悪い時、エアコンガスの圧力でマグネットクラッチのオンオフを決めているセンサーが壊れている事もあります。
プレッシャースイッチが壊れてしまうとエアコンガスの圧力がデタラメになり、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、コンプレッサーも壊しかねません。
エアコンのマグネットクラッチが入りっぱなしになったりするとプレッシャースイッチが壊れている可能性があります。
車屋さんに詳しく見てもらうのが賢明です。
車のエアコン効きが悪い 修理費用の目安
エアコン修理目安
- エアコンガスチャージ 約5,000円
- エアコンガス漏れ修理、部品交換 約20,000〜30,000円
- コンプレッサー交換 約50,000〜100,000円
- エキスパンションバルブ交換 約20,000円
- エバポレーター交換 約50,000〜100,000円
- 電動ファン交換 約30,000〜50,000円
- エアコンフィルター交換 約2,000円〜5,000円
車のエアコンの修理はどこでできる?
エアコンの修理どこで?
- ディーラー
- 民間自動車整備工場
- 自動車電装業者(デンソーなど)
- カー用品店
- ガソリンスタンド
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車のエアコンの効きを良くするために
- 内気にする
- サンシェードやカーテンを使う
- ウインドーフィルムを貼る
- ファン付きシートカバーを使う
- ポータブル扇風機を使う
内気にする
エアコンの空気の取り入れには内気と外気があります。
エアコンの効きをよくするためには内気にします。
外気にすると外からの暑い空気を入れる為エアコンの効きが悪く感じます。
内気にすればエアコンの効いた冷たい空気を循環させることができるのでエアコンの効きがよくなります。
サンシェードやカーテンを使う
車に日除けのためにサンシェードをいくつか置いておくとエアコンを少しでも効かしたいという時に役立ちます。
サンシェードを窓ガラスに取り付けることで、車外からの熱を断熱できます。
少しでも車外の熱を断熱する方がエアコンの効きが良くなります。
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ウインドーフィルムを貼る
車の窓ガラスにウインドーフィルムを貼れば車外からの熱をサンシェードやカーテンよりも確実に断熱できます。
運転席と助手席、フロントガラスに貼らなければどれだけ濃いウインドーフィルムでも違反になる事はありません。
夜の運転が少し見にくくなりますが断熱、エアコンの効きは間違いなくあがります。
車外からは車内が見えなくなるので、盗難防止にも最適です。
ファン付きシートカバーを使う
クールシートと呼ばれたりしますが、シートに被せるシートカバーにファンが付いていて腰や背中が蒸れません。
クールシートをエアコンを同時使用することにより車内がより一層涼しくなりますよ。
エアコンを付けていても長時間シートに座っていると腰や背中が蒸れてきます。蒸れた腰や背中にファンで風を当てる事で気化熱効果があります。
エアコンと同じ作用をシートでも得られるので、かなりオススメです。
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ポータブル扇風機を使う
充電式のポータブル扇風機をアシストグリップに挟んでおくだけで車内の空気を混ぜる事ができます。
車内の空気を混ぜる事により空気に流れができて、エアコンの効いた冷たい空気を車内全体に行き渡らせることができます。
ポータブル扇風機はクリップタイプが車では使いやすいです。
充電式なら車のエンジンを切っていても車のバッテリーに負荷を与えずに涼しい風を送ることができます。
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まとめ
- 車のエアコンの効きが悪い時はコンプレッサーの動きを見ろ
- コンプレッサーが動くのにエアコンの効きが悪い時の原因
- コンプレッサーが動かずエアコンの効きが悪い時の原因
- 車のエアコン修理にかかる費用の目安
- 車のエアコン修理はどこでできるのか
- 車のエアコンの効きをよくするためには内気は絶対
車のエアコンが効きが悪い原因はたくさんあります。そのほとんどがエアコンガスが関係しています。
夏のクソ暑い時に車のエアコンが効かないと死にますよ。早めにエアコンが直る事をを祈っています。
少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。