車に長く乗っているとヒーターが効かない!なんで?という場面に出くわす事があります。
ヒーターがないと寒い時運転できませんよね。2,000円の部品を交換すればヒーターが効くようになります。
車のヒーターが効かない時どうすれば?
車のヒーターの効きが悪くなったら車屋さんにて部品の取り替えが必要です。
すぐに車屋さんに見てもらう事ができれば一番なのですが、どうしても仕事の都合などで車屋さんに、すぐ車を見せに行く事が難しい時ありますよね。
すぐに車屋さんへ行くのが難しい場合は時間が空いた時に車屋さんに行って車のヒーターが効かない原因を見てもらってください。
行けない間、車に普通に乗り続けても問題はありません。
車のヒーターが効かない原因
車のヒーターが効かなくなる原因の9割がサーモスタットの故障です。
後の1割はブロワモーターの故障、ヒーターユニットの故障などがあります。
どちらにせよ車のヒーターが効かなくなったら車屋さんに直してもらうしかありません。
車のヒーターの仕組み
車のヒーターはエンジンの熱を利用して暖かい風を作り出しています。
冬の寒い日の朝エンジンをかけてすぐは暖かい風が出ませんよね。これはエンジンが暖かくなってないからです。
エンジンがあったまると、エンジン内を循環している冷却水も一緒に温まります。
暖かくなった冷却水にヒーターの風を当てる事によって車のヒーターの風が暖かくなります。
余談ですが、エアコンとヒーターでは動作内容が全くが違います。
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エアコンはガスを利用して冷たい風を作るのに対し、ヒーターはエンジンの熱を利用して暖かい風を作ります。
サーモスタットが壊れるとなぜヒーターが効かない?
サーモスタットが壊れるとエンジンが温まらないからです。
サーモスタットの壊れ方には、サーモスタットが開きっぱなしとサーモスタットが閉じっぱなしの2パターンあります。
ヒーターが効かなくなる原因はサーモスタットが開きっぱなしの壊れ方になります。
反対にサーモスタットが閉じっぱなしの壊れ方をしてしまうとヒーターはバリバリ効きますがエンジンがオーバーヒートを起こし大変なことになります。
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話を戻してサーモスタットが壊れるとエンジンを冷やし過ぎることになります。
サーモスタットは冷却水が流れる道の途中に取り付けられています。エンジンからラジエーターに冷却水が帰る水路にあります。
サーモスタットは冷却水温が低い時は閉じていてサーモスタットが閉じている間、冷却水はエンジン内だけを循環しています。
エンジンが徐々に温まり冷却水温が80℃近くなってくるとサーモスタットが開いてエンジン内だけをグルグルしていた冷却水が初めてラジエーターに流れていきます。
ラジエーターとは
車のフロント部に取り付けられている走行中の風を利用して冷却水温を下げる部品。
サーモスタットが壊れたら、エンジンが温まってないのにも関わらずラジエーターにも冷却水が循環してしまいます。
エンジンは早く温まりたいのに、冷却水がラジエーターで冷えるのでエンジンがいつまでたっても暖かくなりません。
車のヒーターはエンジンの熱を利用して暖かい風を出しています。
エンジンが暖かくならないとヒーターは効きが悪くなり、冷たい風しか出てきません。
サーモスタットの寿命
約10年、10万キロで壊れます。
100%サーモスタットが壊れてヒーターが効かなくなっている訳ではないので、車屋さんで見てもらう必要があります。
効かないヒーターの修理費用は?
車のヒーターが効かない原因がサーモスタットだった場合の修理費用をまとめました。
部品代
- サーモスタット 2,000〜3,000円
- パッキン 500円
- 冷却水 2,000〜5,000円
合計 4,500〜8,500円
作業工賃
5,000〜10,000円
修理費用は目安なのでだいたいこのぐらいだと思ってください。
サーモスタットだけなら2,000円で済みますが、冷却水路内にサーモスタットがあるので冷却水の交換が必要になります。
冷却水はエンジンオイルほどこまめに交換するものではないので、冷却水を交換するキッカケになったりするので結果オーライになる事もあります。
冷却水の交換は車種によって難易度が異なります。
冷却水の交換が簡単な車種もあれば、1時間2時間平気でかかる車種もあります。
冷却水の交換はうまくできてないとオーバーヒートの原因になります。自分でやろうとせずに車屋さんに作業してもらうのが安心です。
車のヒーターが効かなくなった時のために
車のヒーターが効かなくなった時に車にあると便利なものを紹介します。
- ヒーターブランケット
- シートヒーター付きシートカバー
- ホットカーシート
ヒーターブランケット
普通のブランケットとしても使う事もできますしUSBに繋いでヒーター機能まで搭載したブランケットです。
もし車のヒーターが効かなくなった時は車のシガーソケットから電源を取り出して暖かくして車に乗る事ができます。
シガーソケットなら電気なのでエンジンの熱は全く関係ありません。ヒーターが効かない時なにもなかったら寒くて運転に集中できません。
シートヒーター付きシートカバー
シートヒーターの標準装備されている車んは関係ないものですが、シートヒーターが使えるシートカバーがあります。
車のヒーターが効かなくなったとき、シートヒーターがあれば腰と背中を暖かくすることができます。
ヒーターが効かなくなった時だけでなく、エアコンの効きが悪いときでも、冷風もつかえるシートカバーなのでオールシーズンで使う事ができます。
シートカバーなので本来の純正のシートを汚したくない人にもオススメできます。
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ヒータークッション
車のヒーターが効かなくなった時、ヒータークッションがあれば膝の上に置いて抱っこしておくだけで暖かくなれます。
クッションなので電源を入れなくても気持ちがいいし、電源を入れれば暖かくて気持ちがいいです。
車内での寒さ対策はヒーターが効く効かない関係なしに常備しておく方がいいですね。
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サーモスタットの故障を知る方法
車のヒーターが効かなくなる主な原因はサーモスタットの故障です。
ヒーターが効かない原因がサーモスタットの場合「なんだサーモスタットが原因か」と、気持ち的に安心できます。
自分でサーモスタットの故障だと判断できる方法を4つ教えます。
- 水温計を見る
- 止まった状態で空ぶかしをしてエンジンを温める
- OBD電源のレーダー探知機をつける
- 水温計をつける
水温計がある車はメーター内の水温計の針を見ます。走行中に水温計の針が「C」近くにいる場合はサーモスタットの壊れが怪しいです。
水温計がない車は迷惑にならない場所で止まった状態で空ぶかしをして強制的にエンジンを温めます。
走っていなければラジエーターに冷却水が循環しても冷える事がありません。
強制的にエンジンを暖めてヒーターが効くようならサーモスタットが壊れています。
OBD電源のレーダー探知機を取り付ける
すでに取り付けている方も多いと思いますがOBDから電源が取り出せるレーダー探知機が売っています。
OBDから電源をとればレーダー探知機内で車の情報が細かく知る事ができます。
最近の車はOBDがあるおかげで追加メーターを取り付ける必要がなくなりました。
冷却水温を知る事ができるので、走行中の冷却水温でサーモスタットの故障が判断できます。
冷却水の温度は80〜90℃が適温です。
走行中に冷却水温が80℃以下で信号待ちなどで止まると下がっていくような場合はサーモスタットが故障している可能性があります。
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追加メーターで水温計を取り付ける
追加メーターで冷却水温を見たい方は追加メーターで水温計を取り付ける事もできます。
サーモスタットと冷却水の交換時についでに水温計も取り付けて欲しいとお願いすれば、追加料金は発生しますが車屋さんなら取り付けてくれるはずですよ。
ラジエーターのロアホースに水温計のセンサーを取り付ける事でサーモスタットが開いて初めて水温が上昇するようにもできます。
追加メーターがあれば、なんだか車内がレーシーになります。
車内がレーシーになるだけでなく、冷却水温をリアルタイムで見る事ができるので、水温上がり過ぎや、水温なかなか上がってこないなど車の異常をすぐ判断できます。
水温計は見た目だけでなく実用性の高い追加メーターです。
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まとめ
- 車のヒーターが効かない時は乗っても良いが早く修理を
- 車のヒーターが効かない原因はサーモスタット
- 効きの悪いヒーターの修理費用
- 車のヒーターが効かなくなった時に便利なもの
- サーモスタットが壊れたか知る方法
車のヒーターが効かない原因全てがサーモスタットではありませんが、ほとんどがサーモスタットの故障です。
サーモスタットはよく壊れるので水温計のチェックなどをたまにしておけば、すぐに修理する事ができます。
車のヒーターが効かない事について少しでも参考になれれば嬉しいです。最後までありがとうございました。