車を運転するみなさん、愛車のメンテナンスしてますか。ここだけは自分の目で見ておいた方がいい車の消耗品を紹介します。
車のメンテナンスはオイル絶対
自分の車のボンネットを開けてエンジンルームを見てみてください。
ですよね。車のエンジンルームって配線やらホースやら、タンクやらでゴチャゴチャです。全部見てたらキリがありません。
車に詳しくない方でもこれだけは見ておいた方がいいのがオイルです。オイルといっても種類があります。
オイルの種類
- エンジンオイル
- ブレーキオイル
- オートマオイル
- パワステオイル
エンジンルームで見るオイルはエンジンオイルとブレーキオイルだけで大丈夫です。ATFと呼ばれるオートマオイルもエンジンルームから見えるものが多いですが、見てなくて大丈夫です。
パワステオイルが付いている車もありますが、最近の車電動パワステが多いのとパワステオイルは温度によっ量が増えたり減ったりするので見なくて良し!
エンジンオイルと、ブレーキオイルに絞ります。
エンジンオイル
エンジンオイルとはエンジンがスムーズに動くようにする潤滑油です。人間でいうところの血です。
車のエンジンは自分でオイルを作る事ができないので定期的に血の抜き替えを行わないといけません。
人間は毎日体の中で血が作られているので抜き替えの必要もないですよね。しかし血が少なくなると人間も調子が悪くなったりしませんか。
血が少なくなるとめまいがしたり、気が遠くなったりして危ないですよね。点滴したら楽になります。車のオイル交換は人間でいう点滴や輸血のようなものです。
「減ったら足すだけやから!」とある名言もあります。
エンジンオイルは5000〜10000キロに1回の交換が必要です。オイル交換2回に1回にオイルフィルターの交換をお願いします。
PIAAのマグネット付きオイルフィルターをつけるとオイル交換4回に1回の交換でもいいです。
少し高いですが、めちゃくちゃ鉄粉がとれます。
オイルフィルターとは
エンジンオイル内のゴミをとるフィルター。カートリッジタイプが主流
ターボが付いている車は3000〜6000キロと普通の車より早めのオイル交換が必要です。エンジンはキーをオフにすればすぐに止まりますよね。
ターボエンジンよりも回転が速いのでエンジンが止まってもしばらく回り続けます。オイルが汚れていたり、少なかったりするとフライパンに油を敷かずに卵焼きを焼いた時みたいにターボが焼き付いてしまうからです。
ターボが壊れたら5万〜10万は平気で飛んでいきますよ。
まとめ
エンジンオイルの量をチェックをしよう
チェックの仕方はエンジンの横っちょにあるレベルゲージを引き抜いて一度ティッシュでオイルを拭いてからもう一度差し込み、引き抜く。
「F」と「L」の間にいたら問題ありません。オイルが着かない場合は問題ですのでオイルを足すか、そのまま車屋さんへ持っていきましょう。
「F」よりも高い位置にオイルが着いている場合は入れすぎです。入れすぎも良くないですが、少ないよりはましです。
私がよく使うエンジンオイルは日産純正オイルを使っています。20lを買って自分でオイル交換した方が安いです。
ブレーキオイル
ブレーキオイルはブレーキを作動さしているオイルの事です。ブレーキオイルは水に弱く、水を吸収しやすいブレーキを動かしているオイルです。
ブレーキオイルのタンクはボンネットを開けて運転席側の奥にあります。
ブレーキオイルが減ってくると運転者に警告するためにメーターのところにビックリマークが現れます。
それが点灯してからでも構いませんが、普段からブレーキオイルの量は確認しておいてください。
もし少なくなっている場合は車屋さんに立ち寄って足してもらいましょう。止まらなくなったら事故るしかなくなります。
ブレーキオイルを足すならきちんとブレーキオイルを足しましょう。くれぐれも水を足さないように!
ブレーキオイルは2年に1回の交換をオススメしています。車検の度に毎回変えましょう。おそらく4000円ぐらいで交換できるはずです。
なぜ2年に1回の交換をオススメしているのかというと、水に弱く、水を吸収しやすいからです。
まずブレーキオイルのタンクに水を入れることはないと思いますが、外気の湿気などで少しずつ水を含んでいます。
ブレーキオイルに水を含むとどうなるのか。ブレーキは摩擦で車を止めているんですが、摩擦が生じると熱くなりますよね。
体育館で膝をキュッ!とやったことないですか。あの一瞬で火傷して水ぶくれになります。
ブレーキオイルに水を含むとベーパーロックと呼ばれるブレーキが効かなくなる症状が出てしまいます。
ブレーキオイルが沸騰して気泡ができてしまい、ブレーキを踏んでも空気ばかりを潰そうとしてしまうので、ブレーキが効かなくなります。
ブレーキオイルは水を含んでしまうと沸点が下がるので危険なので2年に1回は交換しましょうとオススメしているのです。
まとめ
普段からブレーキオイルの量を確認して2年に1回交換しよう
車のメンテナンス、水はオイルよりも危ない
オイルの確認ができたら今度は「水」の確認です。
メモ
- ウォッシャー液
- 冷却水
車のメンテナンスで見るところはウォッシャー液と冷却水の2つだけです。
ウォッシャー液
ウォッシャー液って使う事ありますか。私は雨の日によく使います。晴れの日にウォッシャー液を使うと車が汚くなってしまいます。
ウォッシャー液も減っていたら足してあげてくださいね。ウォッシャー液なら安いので200円ぐらいで売ってます。
急な雨とかで車のガラスが汚れてしまった時は晴れの日でもウォッシャー液を使ってくださいね。前が見えないと事故につながります。
ウォッシャー液を全く使わない方でもたまには飛ばしてあげてくださいね。ノズルが詰まって液が飛ばなくなる事があります。
ウォッシャー液が出ないと車検にも通りません。
まとめ
ウォッシャー液を補充し、使おう!
冷却水
エンジンオイルのトラブルよりも危険なのが冷却水です。
冷却水とは
主はエンジンを冷やすための水
冷却水は緑や、赤や、青などの色が付いています。かき氷にかけたら美味しそうですが、絶対にやめましょう。
だめだめ。絶対に飲んだりしてはだめですよ。蓄積すると死にます。
エンジンを冷やすための水が漏れるとエンジンがオーバーヒートしてしまい最悪エンジンを交換しないといけなくなります。
最近の車は水温計が付いてない車が多いので冷却水の水漏れに気づかない事があります。下手なオイル漏れより怖いですよ。
冷却水の水漏れを知る方法
- ニオイ
- ラジエーターキャップを開ける
- リザーブタンクの量
- 地面に落ちた跡
冷却水にはニオイが付いていて、甘ーいニオイやスルメイカのニオイがすることがあります。
車からそんなニオイがした場合は冷却水が漏れている可能性があります。すぐに車屋さんへ足を運び車を点検してもらいましょう。
暑い時によくニオってきたりするので、気にかけておいてみてください。
ラジエーターキャップを開けるエンジンを冷やす冷却水を冷ますラジエーターと呼ばれる部品が車の前方についています。ラジエーターのキャップを開けて水が一杯一杯に入っていたら大丈夫です。
水っけがないような状態だとどこかから水が漏れている可能性があります。
ラジエーターキャップを開ける時はエンジンの冷えた時に開けてくださいね。キャップにも「暑い時に開けるな!」と警告文が書かれているので分かると思います。
開けたら最後閉め忘れに注意しましょう。これがよくやります。
ラジエーターキャップもゴムでできているので劣化すると水漏れの原因になりますので、定期交換をオススメします。
リザーブタンクの量冷却水もまた温度によって増えたり減ったりします。増えたらリザーブタンクへ流れていきます。ラジエーター内の冷却水が減ってくるとリザーブタンクから吸われて供給するようなしくみです。
常にラジエーター内は冷却水に満たされた状態になるように保っています。
なのでリザーブタンクに冷却水が入っていない場合はすぐに足してあげてください。リザーブタンクに水が入っていないとオーバーヒートの原因になってしまいます。
ですよね。冷却水なんて色のついた水なんて普通持ってないですよね。水道水で大丈夫ですのでリザーブタンクに水を「F」まで入れましょう。
水では不安という方はちゃんとした冷却水もありますよ。
地面に落ちた跡色のついた水が車の下の地面に落ちている場合はすぐに車屋さんに持っていきましょう。オーバーヒートします。
夏によく、エアコンの水を冷却水と間違えてしまう事があります。車の下から水が流れてきている!やばい。と思ったことないですか。
エアコンをかけていると車内の湿気を水滴にして外に流しています。透明な水はエアコンの水ですのでご安心ください。
注意
緑、赤、青の色の水が垂れていたら即車屋さんへ行きましょう!
まとめ
- 車のメンテナンスはエンジンオイルの量を確認、交換
- 車のメンテナンスでブレーキオイルの量を確認、少なければ車屋へゴー
- 車のウォッシャー液を出してみようノズルのメンテナンス
- 冷却水の量を知る事で車のメンテナンスは完璧
子どもでもできる車のメンテナンスのエンジンルームを見るところ4つを書き出しました。おさらいしましょう。
エンジンオイル
オイルの量を少なくなっていないかの確認。
ブレーキオイル
ブレーキオイルのタンクのオイル量が「F」にいるかの確認
ウォッシャー液
ノズルからウォッシャー液が出るかの確認、溢れるまで液を入れる
冷却水
ニオイ、ラジエーター内の液面、リザーブタンクの量、地面に色付き水は垂れていないかの確認
冷却水、オイル、ブレーキオイル、ウォッシャー液の順番で確認しましょう。簡単にエンジンを壊す事ができるのは冷却水です。
この4つだけ見ていれば大きな事故につながる確率は少なくなります。一度自分の愛車のボンネットを開けて確認してみると、さらに愛着が湧くと思いますよ。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。