エンジンをかけようとしてキーを回してもセルが回らないと焦ります。
焦ってもエンジンはかかりませんので、一旦、落ち着いてシフトの位置を見てみましょう。
セル回らない7つの原因
キーを回してもセルが回らずエンジンがかからない時の原因を7つ紹介します。
セルが回らない原因
- バッテリー上がり
- シフトの位置
- ブレーキペダル
- クラッチペダル
- リモコン電池
- セルモーターの故障
- ヒューズ、リレーの故障
セルが回らない原因は、こんなにたくさんあります。
これだけではなにがどうなるのか分かりにくいと思うのでさらに原因を絞ります。
セル回らないが音がある
セルは回らないが、なにかしら音がある場合があります。
キーを回した時の音を聞いてみてください。
- カチカチ、ガガガ
- ピピピ
- セルが回ろうとする素振りがある音
カチカチ、ガガガ
カチカチや、ガガガなどの音がする場合はバッテリー上がりが考えられます。
セルが回るためにはバッテリー電圧が必要です。
バッテリーあがりを起こしてしまうとセルを回せるほどのバッテリー電圧が残っていません。
カチカチやガガガという音はセル内のギア、やリレーの音で、ギアが出たり引っ込んだり、リレー内のスイッチがオンしたり、オフしたりする音になります。
バッテリーを新しいものに交換してあげればセルが回ってエンジンがかかるはずです。
ピピピ
ピピピという音はリモコンキーの電池がない時や、リモコンキーが車内にない時に警告音として鳴ったりする車があります。
リモコンキーの電池がない場合はエンジンスタートボタンをリモコンキー本体で押してみてください。
エンジンスタートボタンとリモコンが近くにあればエンジンがかかるようになっているはずです。
リモコンキーが車内にない場合はセルが回らずエンジンもかかりません。リモコンキーを車内に置いてからエンジンをかけてみてください。
セルが回ろうとする素振りがある音
セルが頑張って回ろうとしている「キュル、、キュル」と弱々しく回ろうとしている場合はバッテリー上がりが原因です。
セルを回せるほどのバッテリー電圧がギリギリ足りないためにセルを元気よく回す事ができず弱々しく回ろうとします。
バッテリーを新品に交換すれば、セルが回ってエンジンがかかるはずです。
セル回らない音もない
セルが回らずエンジンがかからない時、音に耳を傾けてみても音がしない時は、
- シフトの位置
- ブレーキペダル
- クラッチペダル
- リモコン電池
- ヒューズ、リレーの故障
などが考えられます。
「ウイーン」という燃料ポンプの音は無視してください。
シフトの位置を「P」と「N」
セルが回らず特に音もない時はシフトの位置を確認してみましょう。
「R」や「D」にシフトが入っていませんか。
車のエンジンはシフトの位置が「P」と「N」の時にしかエンジンがかからないように作られています。
シフトの位置を確認し「P」と「N」以外にシフトがいたら、「P」に戻してエンジンをかけてみてください。
勢いよくエンジンが、、かからない?
そういう時はシフトの位置を「N」にしてエンジンをかけてみてください。
ブレーキペダルを踏む
プッシュスタートの車はブレーキペダルを踏んでいないとエンジンがかかりません。
いくらプッシュボタンを押してもメーター内に警告灯がいっぱい点灯してエンジンがかかることはありません。
ブレーキペダルを踏んでエンジンをかけてみてください。
クラッチペダルを踏む
MT車の場合はクラッチペダルを踏んでいないとエンジンがかかりません。音もしません。
クラッチペダルを踏み直してエンジンをかけてみてください。
リモコン電池
リモコンの電池がなくなってしまうと音がある車とない車があります。
リモコン電池がなくなって音がしない場合はメーター内にリモコン電池が消耗している警告灯が出ることがあります。
リモコン電池警告灯が点灯、点滅している場合はリモコン電池を交換する必要があります。
プッシュスタートの車はリモコンでプッシュボタンを押すとエンジンがかかりますよ。
ヒューズ、リレーの故障
セルが回らず、音もせずエンジンがかからない時はセルなどのヒューズやリレーが壊れている事が稀にあります。
ほとんどヒューズが切れることがありませんが、可能性はあります。
ヒューズを確認し、切れていれば交換が必要です。
リレーが故障すると全く音がしないので、リレーの導通を調べれば分かりますが、リレーを入れ替えてみたらすぐ分かります。
セル回らない時メーターの変化はあるか
セルが回らない、エンジンかからない時スピードメーター内の警告灯に変化はないか見てください。
メーター内の変化
- 警告灯に特に変化ない
- 警告灯に鍵のマーク
- 警告灯にフットブレーキのマーク
- 警告灯が暗くなる
- 警告灯がそもそも付かない
警告灯に特に変化がない
- シフトの位置は「P」か「N」じゃない
- ヒューズ、リレーの故障
- セルモーターの故障
警告灯に鍵のマーク
- リモコン電池が消耗している
- リモコンが車内にない
警告灯にフットブレーキのマーク
- ブレーキを踏んでくださいの合図
- クラッチペダルを踏んでくださいの合図
警告灯が暗くなる
バッテリー上がりを起こしている
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警告灯がそもそも付かない
バッテリーが上がりを起こして完全に終わっている状態です。
セル回らないがライトは付く
セルが回らない、エンジンがかからないけどライトは付く時の場合はバッテリー上がりの可能性があります。
ライト付くのにバッテリーあがり?と思うかもしれません。
主に冬の寒い時によくあります。バッテリーは寒さに弱く寒い時はセルモーターを回す力が強くありません。
セルモーターを回す力はないけれど、ライトを付けたりすることはできたりします。
寒い地域にお住まいの方はバッテリーの性能ランクを一回り大きなサイズに交換するなどの対策やジャンプスターターの常備が必要です。
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まとめ
- セル回らない時の原因7つ
- セル回らないが音がある時の原因
- セル回らないが音もない時の原因
- セル回らない時メーターの変化はあるか
- セル回らないがライトは付く時の原因
セル回らずエンジンがかからない時はバッテリー上がりが代表的です。
車はバッテリーがないとエンジンをかけることができないので、バッテリーは交換時期になれば交換することをオススメします。
エンジンがかからなくなった時は、自分でどうにかせずJAFや保険を使うことが賢明です。
少しでも参考になれば嬉しいです。ありがとうございました。