車を運転するみなさん、先日私のお連れさんが運転する車が溝に落ちてしまい、車の下回りを痛めてしまいました。
車の下回り、見ること、見たことはありますか。なかなか見る機会ないですよね。
車の下回りの不具合でよくあるのがコレだったんです。
車の下回りの不具合で起こる現象
車の下回りの不具合で起こる現象をいくつか紹介していきたいと思います。
車が意図せぬ方向にフラつく
道路を走っている時に車がフラついたりする事ないですか。風に煽られている訳でもなく運転者の意図せぬ方向に車が行ってしまう事ないですか。
確かにミニバンといえば、セレナやボクシーなど色々と種類がありますよね。背が高くて車体も大きいのでどうしても重心が高くなってしまい、横揺れやフラつきが目立ちますよね。
あんまり揺れると酔ってしまいますよね。気持ち悪くなっては楽しいドライブが楽しくなくなってしまいます。
とっさの時に冷やっとしたことがある
道路を走っていると何がいきなり飛び出して来るかわかりません。動物だったり人だったり車だったり急に道路に飛び出してこられたらビックリしますよね。
とっさの時に急ブレーキ急ハンドルをして滑ったり、なにかにぶつかりそうになったり「危なかった。」とヒヤリとした経験はないでしょうか。
私は免許取り立ての頃に親の車で1人でドライブをしていた時に田舎なので、タヌキがいきなり道路に飛び出してきました。
道路状況は雨で滑りやすい路面となっていて、時間は夜だったので視界も悪くタヌキに気づくのが少し遅れた。車はミツビシのEKワゴンでタイヤはスタッドレスタイヤを履いていた。
急ハンドルを切ったところ、見事に浅田真央ちゃんのようにトリプルアクセルを決めてやりました。
幸い車が何かにぶつかる事もなく、対向車も来ていなかったので大事にならずに済みましたが対向車が来ていたと思うとゾッとします。
車のオーディオの音が大きくなった
車を運転中についついラジオや音楽の音を大きな音で聴く事ないですか。次の日にエンジンをかけると、いきなり大きな音楽がなってビックリした経験はないですか。
走っているとロードノイズが大きくてついつい音楽をあげてしまいますよね。私はよく走っているとついつい音楽の音量を高くしてしまいます。
信号待ちになると、うるさいので下げたりしています。実は音楽の音量をついついあげてしまうのも車の下回りに不具合があるサインになるんです。
車の下回りの不具合、それは・・
車の下回りの不具合の場所、だいたい想像が付いているかと思いますがズバリ「タイヤ」です。
と思いますよね。たかがタイヤ、されどタイヤです。ちゃんと車に合ったタイヤを装着していますか。
免許取り立てのころの私も車のタイヤなんて走れればなんでもいい! そう思ってたんですが、自分の命を守ってくれるのはタイヤです。
だって車の部品で唯一地面に付いているじゃないですか。しかもタイヤの接地面積はハガキ1枚分しか地面に付いてないんですよ。
そんな少ない接地面積でよく煽り運転できますよね。怖くてとてもできません。1000歩譲って煽り運転するならポテンザ、ディレッザぐらいのタイヤを履いて欲しいですね。
煽り運転する車のタイヤなんて、独断と偏見になりますが海外製のタイヤで溝もほとんどないようなタイヤです。
だっていいタイヤ履いてるんだったら普通煽らなくないですか。事故でもしたら使えなくなるかもしれないのに、もったいない。
少し話がズレてしまいました。
予期せぬ方向に車がフラついてしまう原因と対策
車を運転中にフラついてしまうのはタイヤの両肩の溝が少ない時や車にタイヤがミスマッチの時に起こります。
タイヤの両肩摩耗
特に前輪のタイヤを見てみてください端っこの方までちゃんと溝ありますか。前輪はどうしてもハンドルを切る関係でカーブなどでタイヤの外側に力が加わってしまいます。
そのため外側の溝の減りが早くなります。外側の溝がなくなるとカーブなどで踏ん張れなくなりフラつきの原因になってしまいます。
タイヤが車に合っていない
さらに大きい車に安いタイヤを付けると車の重さに負けてしまいタイヤに踏ん張る力がなくなるので余計に早くタイヤを痛めてしまいます。
ミニバンなどの大きい車には、お金がないからといって安いタイヤを付けるのではなくもう1つ上のランクのタイヤを装着してくださいね。
ミニバンにはダンロップの「ルマン5」がピッタリ!子どもが車酔いしてリバースする確率が格段に減ります。
とっさの時に冷やっとする原因と対策
とっさの時に危ないのがブレーキしてからのスリップです。事故にならなくても冷やっとしますよね。
スリップする原因としは、タイヤの溝が少ないのが1番の原因です。
タイヤの溝
タイヤの溝は新品の時は約8㎜あります。1.6㎜になってしまうと車検に通りません。車検に通る通らない以前にタイヤの機能はほぼありません。
タイヤ本来の機能を果たしてくれる溝は4㎜が限界です。それ以下になってくると制動距離が伸びたり、スリップしたり、フラついたり、危ないことばかりです。
タイヤの溝が1㎜減るのには約5000キロほど走らないと減りません。1年に10000キロ走るドライバーさんなら2年でタイヤの本来の機能が終わります。
そこからもう2年経つとタイヤはツルツルテンです。計算でいうと2回目の車検の時には交換しないといけません。
車検の度に交換するものではないですが、タイヤの溝が4㎜を切ってきたら是非交換をしてください。
自分の命を守ってくれるのはタイヤですよ。心臓を止めるのも車を止めるのもタイヤにかかっていますよ。
溝の残量を測るものが有れば便利です。
車のオーディオの音が大きくなる原因と対策
ノリノリでドライブする時なんかは、ついついオーディオの音量を上げて運転しますよね。そんな時なら問題はありません。
普段の時にオーディオの音を大きくしてしまうのは実はタイヤが原因なんです。タイヤの溝が減っている事でタイヤ自体が薄っぺらくなっています。
薄くなっているということは、音が響きやすいですよね。紙1枚をデコピンで弾いたら「パンッ」って音がしますよね。それが少年ジャンプをデコピンするとどうでしょうか。「バッ」とあまり音が響きませんよね。
オーディオの音を大きくしないと音楽が聴こえない時はタイヤを見てみてください。
ハンドルをどちらかへ一杯に切ったらタイヤの奥の溝を見やすいです。ハンドルをキレイに保ちたいなら、やっぱりハンドルカバーは必須ですね。
まとめ
- 車の下回りの不具合で運転に生じる3つの現象
- 車の下回りの不具合は実はタイヤのことだった
車の下回りを見る機会がなくても、車の挙動、音楽が聴こえやすいか。些細な事で車の異常を発見することができます。
もし新品のタイヤに交換した時は「急」のつく操作はしないで下さい。「急発進」「急ハンドル」「急ブレーキ」は極力避けて運転してください。
新品のタイヤは劣化しないように加工がされているので、少し滑りやすかったりします。100キロほど走ると加工が剥がれますので。1週間ぐらいはいつもより安全運転を心がけてください
車も家族の一員ですのでちゃんと見てあげてくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございます。
ちなみに溝落ちした車はドライブシャフトの交換になりました・・。