整備

アクティストリート、セル回るけどエンジンがかからない時

みなさん、こんにちは。

調子の悪いホンダのアクティストリートに乗っている人必見!

ストリート、エンジンかからない

令和になっても尚人気のハコバンのアクティストリートなんですけど、キャブレター車でエンジンの調子が悪い時ってありますよね。

私も仕事に使っているアクティストリートがあります。18万キロ走っていて道でも何回か止まって牽引しました。

最初道で止まった時は、エンジンはかかるけどオーバーヒートしてしまい、まともに道路を走れない状態でした。

原因はサーモスタットの破損でラジエーターに冷却水が循環しなかった事が原因でした。サーモスタットの開きっぱなしはよくある故障原因なんですけど、開くことができないのは私は初めて見ました。

それから数ヶ月、また道路でエンジンが止まってしまって今度はセルを回してもエンジンがかからない状態になってしまいました。

最初話を聞いた時はただのガス欠ではないかと思いガソリンを持って救援しに行きました。燃料計の表示ではガソリンはある状態でした。

燃料計が壊れたと思いガソリンを入れて再度セルを回してみましたがエンジンがかかることはありませんでした。

仕方ないので近くのお店に事情を話して、夜に取りに来るので少し車を置かしてもらえることになり牽引で引っ張って帰りました。

牽引中も押しがけの要領でエンジンをかけてみましたが、かかることはありませんでした。その日は遅かったので、いつも車を直している倉庫で放置することに。

そして次の日朝エンジンをかけてみると、なぜか調子よくエンジンがかかりました。その調子も長くは続かずエンジンをかけっぱなしで放置していると、いつの間にかエンジンが止まっていて、それ以降エンジンがかかることはありませんでした。

それから半年ほど車を放置していました。そろそろエンジンがかからない原因を調べないといけないと思ったので、久しぶりにアクティの故障原因を探ることにしました。

ストリートの故障の原因

古いアクティストリートのエンジンがかからなくなったら原因を探らないといけません。

  • セルモーターは回るか
  • プラグに火は飛んでいるか
  • 燃料は来ているか
  • キーをオンにして風は出るか

エンジンがかからない原因としては恐らくこの4つを見ればわかります。

セルモーターは回るか

単純にエンジンをかける時にセルモーターが回らなければエンジンがかかりません。セルモーターが回らない時はバッテリーの故障を疑ってみてください。

バッテリーでない時はセルモーター本体が壊れている可能性があります。今回ストリートは押しがけでもエンジンはかからなかったし、セルモーターも元気よく回っていたのでセルモーターの故障ではありません。

プラグに火が飛んでいるか確認

ガソリンエンジン車にはスパークプラグと呼ばれるエンジンの中でガソリンを燃やす火種があります。

ストリートの場合はエンジンカバーを外して外側のスパークプラグを外してプラグコードに取り付け適当に金属部分に触れさせてからセルモーターを回してみてください。

ちゃんと火花が飛んでいるのであればスパークプラグの先にバチバチと火花が飛んでいる様子が見えると思います。

今回のストリートはプラグに火がセルモーターを回しても飛んでいなかったので点火系の故障だとわかりました。

燃料はちゃんときているか

アクティストリートはキャブレター車なのでキャブレーにガソリンのホースがつながっているのでホースを外してセルモーターを回すと勢いよくガソリンが飛び散るはずです。

燃料ポンプなどが壊れていると、セルモーターを回してもガソリンが飛び散らないので燃料ポンプの故障だと言えます。

私のストリートはホースを外すそうとすると、その時点でガソリンが噴き出ていたので燃料も問題ないと判断しました。

エンジンのかかる条件としては、良い燃料、良い点火、良い空気なので燃料は丸、点火はバツ、空気はエアーエレメントも確認したら新品だったので問題は点火です。

キーをオンにしてエアコンの風は出るか

これは余談なんですけど、キーシリンダーのキーがオンになっていないとエンジンがかかることは一生ありません。

キーシリンダーの接点がすり減ってダメになっている場合もあるので、キーをオンにしてエアコンの風が出ていればキーシリンダーの接点は大丈夫です。

キーの接点がダメな場合も火花が飛ばない時があるので古い車はキーシリンダーも確認する必要がありそうですね。

ストリートの故障の原因は点火系

点火系の故障だと判断して次はどうするか。私はとりあえずディストリビューターのキャップの接点の清掃をしてみました。

アクティストリートはディストリビュータ式の点火方式なのでカムシャフトの延長に変なものがついています。ディストリビューターのキャップはプラスドライバーか7mの工具で外すことができます。

上からと下からで作業しないといけないので、ちょっとめんどくさいですね。ディストリビューターのキャップを外すことができたら、接点があるのでそれを磨いてきれいにして元に戻してもう一度セルモーターを回してみました。

結果はだめでした。もうディストリビューターをリビルトで交換しようかと考えましたが、はっきりと原因がわからないので、とりあえずディストリビューター本体の横についているイグナイターを外してみようと思いました。

イグナイターはプラスのネジ2本で止まっているだけなのですぐに外す事ができます。丁度同じアクティストリートを倉庫代わりに使っているので、そっちのイグナイターを入れ替えてみることにしました。

アクティストリートのイグナイターの交換だけなら車の下に潜ってディストリビューターを外してプラスドライバーでイグナイター本体を外すだけなので、10分ぐらいで外すことができます。

すぐに入れ替えてエンジンにディストリビューターを取り付けてセルを回してみると、なんと半年もエンジンのかからなかったアクティストリートが元気よくエンジンがかかったんです。

こんな小さい部品で直るならもっと早く直しておけばよかったです。まだまだアクティストリートに乗られている人は沢山いると思います。

整備性はかなり悪いですが、人気の車です。もしストリートのエンジンがかからなくなって困っていればイグナイターが原因かもしれません

プラグを外して火花が飛んでいるか確認してみてください。

まとめ

  • ストリートのエンジンがかからなくなった
  • ストリートの故障探求4選
  • ストリートの故障の原因はイグナイター

今回私のストリートはイグナイターと呼ばれる部品の故障でした。今度はどこの部品が壊れるのか楽しみですね。

これで半年ぶりにストリートに乗ることができます。お試し期間ではないですが、二度もエンジンストールで道路で止まってしまったので気をつけて乗りたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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