HH3アクティストリートって箱バンの中でも人気ありますよね。私もサンバーに乗っていなかったらアクティに乗っていたかもしれません。
オーバーヒートしないためにもサンバーもアクティも冷却水周りには気をつけたいところです。冷却水周りのメンテナンスはめちゃめちゃ大事です。
HH3アクティ水温振り切り
仕事で使っているホンダ、hh3 アクティ ストリートの箱バンがあります。ある日オーバーヒートした!と連絡が来ました。
話によるとhh3 ストリートで走行中に運転席の足元から「ボコンボコン」と言う音がしたらしく、パッとメーターを見てみると水温計の針がなんと!Hまで上がっていました。
最近の車には水温計が無く、見たことがない人もいるかもしれません。昔の車には当たり前のように付いていました。正常な針はCとHの丁度真ん中より少し下を差しているのが正常です。
水温計がHの位置まで上がっていましたのでオーバーヒート状態でエンジンがかなり熱くなって、危険な状態でした。気づかず走行していたら、エンジンが焼き付きなどで壊れていたと思います。
因みに、水温計のHはホットのHで、CはコールドのCです。
近くのスーパーの駐車場に車を停めらせてもらいました。スーパーで水を買ってきてリザーブタンクに入れて様子を見てみましたが、やはり水温計がHまで上がってしまいます。
このまま自走で帰る事は困難だと思い、スーパーの店長さんに少しの間停めらせてもらうように交渉しました。停めてもらって大丈夫だと言ってもらえたので少しの間止めらせてもらう事にしました。
当日の夜、車の通りが少なくなった時間帯でけん引で家まで持って帰ることにしました。原付に横をビーンを抜かれさるぐらいの速度で牽引しました。
無事けん引で車を自宅まで持って帰ってくることができました。なぜオーバーヒートしたのか、原因をさがしました。
冷却水周りの弱い車には水温計を取り付けるのもありです。
HH3アクティ冷却水漏れ?
冷却水が漏れて空気を噛んだだけだろうと思い、とりあえず水道水をラジエーターの口いっぱいまで入れて普通に冷却水のエア抜き作業をしていました。
するとラジエーターの口からものすごい勢いで水が溢れ出してエア抜きどころではなくなりました。ラジエーターから水が溢れ出したせいで助手席の床は水浸しです。
自分の車だったので良かったですが人の車だったら最悪でした。ちなみにHH3アクティのラジエーターの口は助手席の前にあるんです。
そんなこんなで冷却水のエア抜きができないことがわかったので、悩ましいことに全然わからなくなりました。だって昨日まで普通に走っていた車だったんです。
いきなり水温計が跳ね上がってオーバーヒートするので焦りますよ。とりあえずラジエーターでも外して洗ってみることにしました。
HH3アクティのラジエーターはバンパーを外してラジエーターに繋がっているホース、電動ファンのコネクタ、取り付けのボルトを外せば下にスライドさせて外すことができます。
ラジエーターを水でバシャバシャ洗ってサビなどを洗い流して取り付ける前に、エンジンまで伸びている冷却水の配管にも水道水を流し込んでサビを軽く洗い流しました。
普通にラジエーターも取り付けて、もう一度エア抜きをしました。アクティ系の冷却水のエア抜きって結構めんどくさいんですよね。バモス系よりは全然ましですけど。
エア抜きしていると、またしてもラジエーターから水が溢れ出してエア抜きできませんでした。なんでー?18万キロだったので、まさかウォーターポンプ壊れた?
ウォーターポンプ外すのは、めんどくさいな。その前にサーモスタット外してみようと思ってダメ元でサーモスタットを外してみました。
そしたら、冷却水がエア抜きできない理由が分かりましたよ。サーモスタットが割れていました。サーモスタットが割れているせいでエンジンの冷却水がラジエーターに流れることができなくなっていました。
それはオーバーヒートするわな。ラジエーターに通らないと冷却水冷えないんだから。サーモスタットが開きっぱなしになってヒーターが効かなくなることはよくあります。
壊れて開かなくなるのは初めて見ました。どうせ壊れるならヒーターが効かなくなる方が致命的な故障を防ぐことができますね。
サーモスタットが壊れていることが分かったのでサーモスタットを付けずに冷却水のエア抜きをしてみることにしました。
すんなりとエア抜きすることができました。夏ならサーモスタットレス使用でも問題ありませんね。
速攻で部品屋さんに連絡してサーモスタットを取りに行きました。ついでに薄める冷却水も一緒に買ってきました。
安く直って良かったです。ラジエーター交換だったらすぐ部品ないし、ウォーターポンプだったらタイミングベルト外さないといけないし、めんどくさい作業はしなくて良かったので今回は良かったです。
オーバーヒート気味になっていると感じたら、もしかしたらサーモスタットが割れている可能性も疑ってみてください。
HH3アクティの冷却水エア抜き方法
HH3アクティの冷却水のエア抜きは4箇所のエア抜きプラグを順番に外していくことでしっかりとエア抜きすることができます。
1つ目のエア抜きプラグは後ろの席の下にリアヒーター用のエア抜きプラグがあります。ここのエアーを抜かないと完全にエア抜きすることはできません。
そのままエア抜きしてしまうと冷却水が溢れ出してしまうのでシリコンホースなんかを取り付けて外に冷却水を流すようにしてください。
冷却水だけ綺麗に出てくるようになったら、1つ目のエア抜き完了です。ラジエーターの水が減っていると思うので常に一杯になるようにしていてください。
クーラントチャージャーがあれば便利です。
2つ目のエア抜きプラグはエンジンルームから見える配管の上にあります。頭10ミリのボルトが挿さっています。外す時に冷却水が勢いよく出てくるのでパッキンも一緒に飛ばないように注意してください。
ボルトが硬い場合があります。頭をナメないように気をつけてください。ここも水だけ勢いよく出るようになったら締め付けておっけいです。
あとの2つはエンジンの上にあるマニホールドの真ん中に並んであります。ここもできればシリコンホースを繋いで外に流す方がエンジンを汚さずにエア抜きすることができます。
全部で4つのエア抜きプラグからエアーを抜くことができたらラジエーターの水が減っていかないように注意しながらエンジンをかけて3000回転ぐらいをキープして電動ファンが回るのを待つだけです。
しっかりとエア抜きできていれば、30分ぐらいエンジンを回してあげると電動ファンが回って冷却水のエア抜き完了です。エンジンの音で電動ファンの音が聞こえない事がありますので、よく聞くようにしてください。
電動ファンが回れば、私はエンジンが冷えるまでそのまま他のことでもしながら待ちます。ラジエーターの水の冷えると共に減っていくで減りきったところでラジエーターの口までいっぱい入れてラジエーターキャップを閉めて終わりたいからです。
リザーブタンクにも一杯にいれて終わりです。やってみれば意外と簡単です。
まとめ
- HH3アクティ水温振り切りオーバーヒート
- HH3アクティサーモスタットレス冷却水エア抜き
- HH3アクティの冷却水エア抜き方法を簡単に説明
HH3アクティを大事に乗っている方、4年に1回ぐらいは冷却水変えてあげてください。いきなりオーバーヒートしかけたらサーモスタットかもしれません。水温計に注意して大事にしてあげてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。