みなさん、こんにちは。
サンバーを購入してから3回目の車検をユーザー車検で受けてきました。ユーザー車検じゃないと恐らく通らなかっただろう箇所をやっぱり最後に検査員の方に言われてしまいました。
サンバーをユーザー車検で通した
そもそもユーザー車検とはなんぞや?と思う方もいるかもしれません。一般的にはディーラーや近くの車屋さんに車検に出す、預けるといった感じでしょうか。
ユーザー車検とは自分で検査場に車を乗って行って検査を受けることです。
22万キロ走っているサンバーですがユーザー車検も一発で通りました。車検に通らなそうな所は事前にピックアップして少し部品交換もしました。
車検に通らない原因としては、ゴム部品の破れ、ブレーキオイル漏れ、冷却水漏れ、灯火、シートベルトの警告灯、シフトノブのパターン、タイヤなどです。上げるとキリがないので、よく引っ掛かるところをピックアップしました。
ユーザー車検前日まで1つだけ気になることがあって軽自動車協会へ電話で確認したらやっぱり、それでは車検に通らないと言われてしまって慌てて気になるところを直しました。
今回の車検で直した部品は
- タイロッドエンドのダストブーツ左右
- ロアアームボールジョイントダストブーツ左右
- 13インチホイール
- タイヤ4本
- シフトノブ
です。ブーツ類はゴム部品で破れていると絶対に車検に通ることがないので、左右両方とも新品に交換しておきました。
やっぱり新品のブーツの中に新しいグリスを放り込むのは気持ちいがいいですね。22万キロでも惜しみなく部品交換することができます。
普段は14インチのホイールをはめて走っているのですが、タイヤの強度が足りないので急遽ヤフオクで中古の13インチのアルミホイールを落札してタイヤも一緒に購入しました。
純正12インチのホイール、タイヤもあるのですが、フロントブレーキを13インチ化してブレーキが大きくなっているので12インチのホイールをはめることができなくなりました。
車検には13インチのJWLの刻印のあるアルミホイールなら車検に通ります。最大積載量が500キロを超えるものはJWL-Tの刻印がいるそうです。
サンバーのユーザー車検はここを見た
ユーザー車検で検査を受けるとき検査を受ける車の列に並んで一台一台検査員の方に見てもらいます。最初にライト類が全て正常に点灯するかどうか確認します。
スモールライト、ヘッドライト、フォグランプ、ウインカー、ハザード、尾灯、ブレーキランプ、ナンバー灯、バックランプなどですね。正常に点灯しない場合は車検に合格することはありません。
ウインカーを打った時、メーターに矢印マークが出るかも確認されます。そんなところまで見るかと思いました。あとはシートベルトの警告灯です。シートベルトを付けて消灯、外して点灯するかを確認されます。
一緒にウォッシャー液がしっかりと出るか確認されます。ウォッシャー液が出てこない場合も車検に通りません。普段ウォッシャー液を使う機会がない方は要注意ですね。ノズルが詰まって出てこないことが結構あります。
そしてクラクションを鳴らします。クラクションが鳴らなくても車検に通りません。普通に車を乗っていたらクラクションなんて滅多に使いませんよね。ユーザー車検に行く前はクラクションを鳴らしてみましょう。
そしてボンネットがある車はボンネットを開けて、オイル漏れ水漏れの確認をしたらいよいよ車の性能検査が始まります。サンバーの場合は荷室にエンジンがあるのでトランクを開けてエンジンカバーを開けます。
サンバーは水漏れ故障の多い車両なのでエンジンに挿さっている水のホース周辺を見てました。オイル漏れはにじみ程度なら大丈夫です。
そして建物の中に入って1番最初にマフラーの検査があります。マフラーに棒を突っこんで排ガスのCO、HC濃度が適正かどうかを調べます。
普通に大丈夫ならサイドスリップを計測して4輪ブレーキが効くのか検査して、スピードメーターに誤差がないかスピード検査もあります。
そしてヘッドライトを点灯させてヘッドライトの光軸が適正な位置にいるのか確認します。機械が勝手に動いて勝手に測定して待っていれば終わるので何もすることはありません。
ここまで終わればあとは、リフトに車を乗せられて車を上げられます。高所恐怖症の方はちょっと怖いかもしれません。
リフトに上がったら下回りの検査でボルトの緩みがないか、ハンドルにガタがないかハンドルを小刻みに揺すって確認されます。異常がなければリフトを下ろされてガラスを上まで上げてフィルムを貼ってないか確認されたら終わりです。
そして検査員の方に最後にタイヤが乗用車用が付いているけど、ロードインデックスというのがタイヤサイズの後ろにあって、このタイヤは75で十分強度があるので大丈夫なので今度タイヤを交換するときは75以下のものを付けないようにして下さい。と言われてしまいました。
知らないふりして分かりました。と答えて無事一発でユーザー車検で22万キロのサンバーを検査に合格させることができました。新しい車検証を受け取ってあと2年は乗れますね。
ユーザー車検に臨む前は検査場の近くに必ず予備検査場があるはずなので、そちらでライトの光軸やサイドスリップなどを調整しておくと一発で検査に合格する確率が上がります。
面倒な書類も予備検査場の人が書いてくれる所もあるので本検査までの面倒な手続きがほぼ無くなります。要るものを全てまとめてファイルに入れてくれるので書類はそのまま提出するだけです。
お金と時間を浮かしたい人はユーザー車検オススメです。
サンバーでも通るユーザー車検のメリット
- 安い
- 早い
- 合格しやすい
ユーザー車検なら安い
車検に必要なお金しかかからないので軽自動車なら4万円もかかりません。車検に必要なお金は以下の通りです。
- 新しい自賠責保険料
- 重量税
- 検査料
だけです。自賠責保険は21000円、重量税が8800円、検査料1400円です。車検に絶対に必要なお金はこれだけです。35000円持っていればお釣りが来ます。安すぎますよね。
普通の車屋さんに車検に出すのができなくなります。私の場合は予備検査を受けましたのでこれにプラス3000円でした。それでも35000円ぐらいでしたのでユーザー車検はとにかく安いです。
車にお金を極力かけたくない人はユーザー車検で検査を受けることをお勧めします。車屋さんで車検を受けるより15000円ほど浮かすことができます。
ユーザー車検は早い
車検と聞くと2、3日車屋さんに預けて時間がかかるイメージがありますよね。みなさんあまり知らないようですが車検自体は全く時間がかからないんです。ただ検査を受けるだけなので。
ユーザー車検なら9時に行ってスムーズに検査に合格すれば10時には新しい車検証をもらうことができます。私も今回9時に予備検査を受けて本検査を受けて、新しい車検証をもらったのは10時過ぎでした。
じゃあなぜ車屋さんで車検を受けると時間がかかるのか。それは車検に通らない部品があったりすると修理をしないといけないからです。
車屋さんにもお客さんがいるはずです。順番で作業をしているので混んでいなかったらスムーズに作業してもらえるかもしれません。
車検に通らないところの部品交換が必要になった場合は時間がかかるのはもちろん比例してお金も部品代と交換工賃両方かかります。
車屋さんも商売ですので車検に通らないところ以外の部品の交換も薦めてきます。知らない人は断れないのでそのままお願いしてしまいますよね。
私はそれが嫌だったので車の勉強をして自分で車を直せるようになりました。自分で車を修理できるようになってわかることは車屋にお金、払いすぎて死にます。
もう絶対車屋には行きたくないですね。最初の頃は車屋さんにオイル交換とか出していましたが、もったいなくて辞めました。
車の事を知らない人でも車のエンジンオイルぐらいは交換できるようになれば、かなりお金が浮いてくると思いますよ。
サンバーだけでなく軽自動車の車検なら35000円ぐらいでいけます。普通車の税金で車検が受けれますよ。これからの時代は車にこだわりがなければ軽自動車に乗った方がいいです。車は便利でいいけどお金が本当にかかります。
見栄を張るのもいいですが、ほどほどにしないといけませんね。
ユーザー車検なら検査に合格しやすい
ユーザー車検の特権ではないですが、車屋さんで車検を受けるより検査に合格する確率が上がります。どういう事なのかというとユーザー車検での検査は数値が全てだからです。
車検に合格する数値さえクリアしていればどんだけタイヤの溝が少なくてもブレーキパッドが減っていてもゴムが朽ちてようが、数値が全てです。
車屋さんは優しいので車検を受けるなら2年はノーメンテで乗れるように部品交換を提案してくれます。車検には通るけど交換しておいた方がいいと言われればそれまでです。
ユーザー車検は車の持ち主のことなんて考えてないので車の状態しか見ていません。だから安いんです。
その代わり車検に合格した後、何があっても知りませんよ。ってスタイルがユーザー車検です。普通に考えたらそうですよね。何の整備もせずに車検を受けに来ているのですから一般の方はあまりしないかもしれません。
ユーザー車検なら車検に通るか通らないかグレーなところでも通してくれたりするので車屋さんで車検を受けたくない人はユーザー車検で検査を受けてみましょう。
初回車検とかは一般のユーザーでもユーザー車検で受けるとかなり安くなりますよ。
逆にユーザー車検のデメリットとしては、車が壊れやすくなります。部品を交換できる人でないと壊れた部品でそのまま走り続けることになります。なので日常点検ができない人は車に詳しい人に見てもらいましょう。
まとめ
- 22万キロのサンバーでもユーザー車検で通る
- サンバーのユーザー車検で見るところ
- ユーザー車検のメリット
サンバーに限らず10万キロを越えた軽自動車はガタも来ますが、これから車としての本領発揮ができるので10万キロ超えたら車を買い替えようと考えず、1番状態が良い時なのでユーザー車検で安く早く検査を受けましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。