車のエンジンオイル交換、自分でしたことありますか?
私は車の免許を取ってから1回を除いて約10年間、車のエンジンオイルは自分で交換するようにしています。
自分でエンジンオイル交換をすると、やってしまいがちなミスが3つあるので紹介します。最後は要注意です。
自分でオイル交換、起きやすいミス
- オイルの入れ忘れ
- フィラーキャップの付け忘れ
- オイルパンのねじ山を潰す
オイルの入れ忘れ
エンジンオイルの入れ忘れはあってはならない事ですが、エンジンオイル交換という作業に慣れてきた頃にありえます。
エンジンオイルを抜いて新しいオイルを入れる前に別の事をしてしまったばっかりにオイルを入れる事を忘れてしまうケースがあります。
エンジンオイルを交換する時は新しいオイルを給油するまで、気まで抜かない事です。
新しいエンジンオイルを入れて何度もレベルゲージで確認し、写真を撮っておくと安心できます。
オイルを入れ忘れるとどうなる?
エンジンが壊れます。
油をしかずにフライパンで卵を焼くようなものです。
どうなると思いますか?フライパンに卵がこびりついて取れなくなりますよね。
エンジンは鉄の中を鉄が行ったり来たりしているために、エンジンオイルがないと熱で鉄同士がこびりついて動かなくなります。
エンジンが壊れたら?
エンジン交換になります。
よっぽど貴重な車でない限りエンジン交換です。
エンジンが壊れた原因が分かっているため、エンジンを交換し、きちんとエンジンオイルを交換してれば大丈夫です。
フィラーキャップの付け忘れ
フィラーキャップの付け忘れもエンジンオイルの交換に慣れてきた頃にやってしいまいがちです。
フィラーキャップ?
フィラーキャップはエンジンオイルを注ぐ口のフタです。
エンジンオイルを給油し、フィラーキャップを開けたままオイル量を確認し、オッケーだった場合、安心してエンジンフードを閉めてしまいます。
エンジンオイルを給油したら、オイル量を確認する前にフィラーキャップを一度閉めておくと忘れることはありません。
エンジンオイル量を確認し、オイル量が少なかった場合、またフィラーキャップを開けて給油すると思いますが、給油したらすぐフィラーキャップを閉めることを心がけるようにしましょう。
フィラーキャップを付け忘れると
エンジンルームがオイルまみれになる
想像してみてください、中身の入ったペットボトルをテーブルにフタをせずに置くとします。
誤って倒してしまうことありますよね。どうなりますか?
中身がこぼれて、テーブルからテーブルの上にあるものやら、テーブルの下まで汚れて最悪な事になりますよね。
フィラーキャップを付け忘れて走ってしまうとエンジンルーム内がオイルまみれになって汚れてしまいます。
やがてエンジンオイルが無くなり、エンジンが壊れてしまうことにもなりかねません。
もし、フィラーキャップを付け忘れてしまって、エンジンルーム内がオイルまみれになってしまった場合は、高圧洗浄機でエンジンルーム内を洗うときれいになります。
出来ればお湯の出る高圧洗浄機で洗う事をオススメしますが、なければケルヒャーなどで大丈夫です。
エンジンを水で洗って大丈夫?
大丈夫とは言えませんが、仕方ないところがあります。
エンジンが熱々の状態で冷水をかけるのはNGです。
エンジンが冷えている時に空気の取り入れ口やオルタネーターなどの電装品をなるだけ避けて洗うようにします。
フィラーキャップの付け忘れると、エンジンルーム洗浄にも気を使う事になるので絶対フィラーキャップは締めるようにしましょう。
オイルパンのねじ山を潰す
自分でエンジンオイル交換をすると、やってしまいがちなミスの最後はオイルパンのねじ山を潰してしまうことです。
オイルパンに付いているドレンボルトを強く締めすぎてしまうと起こります。ダイハツ車がよく壊れます。
ねじ山を潰すと?
オイル漏れ、オイル抜けの原因になります。最悪の場合オイルパン交換しないといけません。
なぜ締めすぎてしまうのか。
走行中、エンジンの振動でドレンボルトが緩んでこないように締め付けようと力を加えてしまってズルッとねじ山を壊してしまうパターンが多い傾向にあります。
よくあるので、ドレンタップボルトが売られていて、オイルパン側のねじ山より少し大きいサイズのドレンボルトがあります。
ドレンタップボルトを使用することで、簡易的にオイルパンのねじ山修正すると共にドレンボルトの締め付けができ、応急処置が可能です。
ドレンタップボルトを使ってもドレンボルトの締め付けができない場合はオイルパンの交換が必要になります。
オイルパンのドレンボルトを締めすぎないように、どのぐらいの力で締め付けていいか分からない人はトルクレンチを使うことをオススメします。
ちなみにダイハツ車のオイルパンのドレンボルトの締め付けトルクは30N/mです。
まとめ
自分でエンジンオイルを交換すると、やってしまいがちなミスを3つ紹介しました。
- オイルの入れ忘れ
- フィラーキャップの付け忘れ
- オイルパンのねじ山を潰してしまう
どれもすこし注意していれば、起こり得ない事なのでエンジンオイル交換をないと思いますが、甘く見ず気を抜かないように作業すれば大丈夫です。
少しでも参考になれれば幸いです。ありがとうございました。