手動タイヤチェンジャーで本当に扁平タイヤの交換できるか不安?できます。
軽自動車でも14インチや15インチのホイールが主流でタイヤも扁平タイヤになってきています。
手動タイヤチェンジャーで扁平タイヤでもホイールに傷を付けずに交換できます。
手動タイヤチェンジャーで扁平タイヤ交換
手動タイヤチェンジャーで軽自動車の扁平タイヤを交換します。
- ホンダ ゼストスポーツ
- 165/55R14
- ダンロップ LEMANS V
ホンダ、ゼストスポーツの純正タイヤは165/55R14と55扁平タイヤです。
元々のタイヤにダンロップ、LEMANSを付けていたので、LEMANS Vをチョイスしました。
メモ
ゼストのホイールナットの締め付けトルクは108N/m
手動タイヤチェンジャーで扁平タイヤを外す
ゼストの扁平タイヤを外していきます。
ホイールカバーをマイナスドライバーで外して車からタイヤを外していきます。
車からタイヤを外すときはインパクトドライバーを持っておくと作業がスムーズですよ。
タイヤが外れたら、ムシを外して空気を抜きます。
手動タイヤチェンジャーに付いてあるビードブレーカーでビードを表と裏両方落としていきます。
165/55R14は1ヶ所ビードを落とせば後は自分の体重で心臓マッサージをするようなイメージで落としていけます。
ビードを落とすことができたら、手動タイヤチェンジャーにセットしていきます。
手動タイヤチェンジャー加工
軽自動車のタイヤがメインなので、手動タイヤチェンジャーにドリルで穴を開けてワイドトレッドスペーサーを付けてます。
軽自動車のホイールなら一部を除き全てのホイールを傷を付けずに固定ができます。
手動タイヤチェンジャーにホイールが固定ができたら、タイヤレバーを使ってタイヤを外していきます。
タイヤレバーでタイヤを外していく前にホイールに傷が付くとマズいのでリムガードを装着しておくと安心です。
リムガードを付けないとタイヤレバーでタイヤを外す時にホイールに傷が付いてしまいます。
リムガードを付けたらタイヤレバーを3本差し込みます。
タイヤレバー
ロングの柄付きスプーン型のタイヤレバーがオススメです。
手動タイヤチェンジャーのゴツいタイヤレバーは使いません!
タイヤレバーを3本差し込んで左から順番にタイヤをテコの原理で起こしてくると外れてくれます。
3本起こすことができたら、真ん中のタイヤレバーを抜きます。
抜いたタイヤレバーでタイヤの右端に差し込んで起こしてくれば、タイヤは外れるはずです。
これで安心してはいけません。タイヤの下の部分がホイールに入ったままですよね。
乱れたリムガードを整えてホイールに入ったままの下のタイヤを外していきます。
ポイント
ホイール面に布などを敷いておくと傷が付きません。
同じように3本のタイヤレバーをセットします。タイヤレバーが外れやすいので肘などを使って外れないようにします。
右手はタイヤを持ち上げるようにして左手で左のタイヤレバーを起こします。
1本タイヤレバーを起こしたらタイヤレバーを自分のお尻で踏んづけておくと作業しやすいですよ。
後は2本のタイヤレバーを両手で起こして、真ん中のタイヤレバーを抜きます。
抜いたタイヤレバーをまたタイヤの隙間に差し込まないといけません。
お尻で敷いてない方のタイヤレバーを戻しながら抜いたタイヤレバーをタイヤの隙間に差し込みます。
この時タイヤで滑りタイヤレバーがホイールを傷つけることがあります。気をつけて。
抜いたタイヤレバーを差し込んで起こしたらタイヤが外れるはずです。
これでホイールから古いタイヤが外れてくれたと思います。
実は
タイヤレバー3本起こしたら、後はタイヤを手で引っ張れば外れる事があります。
全てのタイヤが外れる訳ではないので、タイヤレバーでタイヤを外す練習をしていれば、どんなタイヤも外す事ができます。
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手動タイヤチェンジャーで扁平タイヤを組む
ホイールから古いタイヤが外れたら新しいタイヤを組む前にする事があります。
それは、エアバルブの交換です。
アルミホイールなどの金属でできたエアバルブはタイヤ交換の度に交換する必要はありません。
なぜエアバルブを交換?
エアバルブの素材はタイヤと一緒でゴムで作られています。
見えている部分もゴムなので紫外線などで劣化するので、古いエアバルブのままだと空気漏れの原因になります。
エアバルブの交換が終われば、いよいよ新しいタイヤを組み付けていきます。
組み付けるタイヤはダンロップのLEMANS Vです。静かなタイヤで有名ですね。
タイヤの中に特殊吸音スポンジが貼りつけられていて、ロードノイズを軽減してくれます。
タイヤの紹介は置いといて、タイヤのビード部にビードクリームを塗っていきます。
タイヤの向き
LEMANS Vはタイヤの向きがあるので、間違えないように。
「IN SIDE」「OUT SIDE」と書いてあるので分かります。
新しいタイヤをホイールに手で押し付けるとスコッとハマりますよね。
ホイールにタイヤが半分入った状態です。
ここから完全にタイヤをホイールに入れるために、必要なものを紹介します。
必要なもの
- ビードヘルパー
- タイヤレバー
165/55R14の扁平タイヤをホイールに組むためにはビードヘルパーがあるとかなり楽です。
作業が楽なだけでなく、ホイールに傷をつける心配もなくなります。
ビードヘルパーをどこでもいいので取り付けて後はタイヤレバーでタイヤを組んでいくだけです。
タイヤを一気に組もうとするとタイヤのビード部を傷つけてしまう可能性があるので少しずつ入れていくと簡単に組めます。
これがビードヘルパーなしだと簡単には組めません。
手動タイヤチェンジャーで扁平タイヤを組む時には絶対にビードヘルパーが必要です。
無事ホイールにタイヤを組むことができたら、空気圧を調整し、車に戻すだけです。
締め付けトルク
ゼストのホイールナットの締め付けトルクは108N/mです。
私は110N/mで締め付けました。
手動タイヤチェンジャーを使いこなすには
手動タイヤチェンジャーを使いこなすためには手動タイヤチェンジャーで色んなタイヤを交換しまくる事ですね。
私自身、手動タイヤチェンジャーを購入し固定した当時は使い慣れてなかったです。
タイヤを外すのに手動タイヤチェンジャーのゴツいタイヤレバーを使ってタイヤを外していました。
タイヤを外す時にゴツいタイヤレバーを使うとホイールを100%傷つけます。
手動タイヤチェンジャーでタイヤ交換が簡単に出来るのは嬉しいことですよね。
でもホイールに傷が付くのなら手動タイヤチェンジャーでタイヤを交換する意味はありません。
ちゃんとお金を払ってタイヤ交換ができるお店で作業してもらう方が良いです。
手動タイヤチェンジャーでもホイールに傷を付けずにタイヤ交換が出来るように短いタイヤレバーでタイヤを外す練習をしました。
最初の頃はシリコンスプレーを吹き過ぎてタイヤが逆に滑ってタイヤを外す事ができない事もあり、難しかったですね。
手動タイヤチェンジャーでタイヤを交換しているうちに、もっとこうしたら良いというのが分かってきます。
最初は練習用のホイールを用意してタイヤを外して付けてを繰り返すといいかもしれません。
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まとめ
- 手動タイヤチェンジャーで165/55R14扁平タイヤを交換
- 手動タイヤチェンジャーで扁平タイヤを外す
- 手動タイヤチェンジャーで扁平タイヤを組み付ける
- 手動タイヤチェンジャーを使いこなすには、タイヤ交換すること!
手動タイヤチェンジャーを使いこなせるようになれば、軽自動車の扁平タイヤ交換できます。
扁平タイヤを組む事ができれば、普通のタイヤは組めるので心配いりません。練習は必要ですよ。
手動タイヤチェンジャーが本当に使えるのか心配なのが少しでもなくなれば幸いです。