田舎に住んでいる人はわかると思いますが、そこら中に軽トラックが走っていますよね。
軽トラを持っている人も少なくないはずです。便利な軽トラもタイヤは消耗します。
軽トラのタイヤ交換したいと思うなら自分で手組みでタイヤ交換してみるのはどうでしょうか。
軽トラのタイヤを手組みする方法
軽トラのタイヤを手組みする方法を教えます。
軽トラのタイヤといえば145/R12 6PRと小さいタイヤですよね。このサイズなら手組みしても簡単です。
タイヤの外し方
車からタイヤを外していきます。
ホンダの軽トラックのホイールナットは19ミリで締まっているので、19ミリのレンチが必要です。
車からタイヤが外す事ができたら、今度はホイールからタイヤを外さないとタイヤ交換が出来ません。
ホイールからタイヤを外すためには、作業が必要です。
タイヤの空気を全て抜き、ビードと呼ばれるタイヤとホイールが引っ付いている部分を外します。
ビードを落とすにはビードブレーカーなどがあると便利ですが、軽トラのタイヤならタイヤレバーなどでビードを落とすことも可能です。
タイヤのビードをホイールの表と裏、両方落とすことができればタイヤレバーを使って外していきます。
ここでは手動タイヤチェンジャーを使ってタイヤを外していますが、軽トラのタイヤなら地べたでも作業可能です。
タイヤレバーを使ってテコの原理で起こせばタイヤをホイールから外せます。
タイヤを何年も交換していなくて、固くなっている場合はシリコンスプレーなどを使って滑りを良くしてあげると外しやすいです。
タイヤがホイールから外れてホイールだけになってしまえば、タイヤを組み付ける前に新しいエアバルブを取り付けておきましょう。
タイヤの組み方
ホイールに新しいタイヤを組むために必要なのはタイヤレバーだけでいけます。
力のある人なら手だけで組めるでしょう。
タイヤをホイールに組み付ける前にビード部全周にシリコンスプレーを吹きかけておきます。
滑りを良くしてからホイールに押さえつけるようなイメージで押し込んでいくとタイヤがハマります。
ホイールにタイヤが完全にハマれば空気を入れてビードをホイールに引っ付けてあげると完成です。
軽トラのタイヤならタイヤ交換をした事なくても組むことができます。
自分でタイヤ交換してみようかな?と思えるぐらいなら絶対できますよ。
コツ
タイヤレバーを使うときは無理矢理はNG
タイヤ交換の手組みのコツは別の記事で書いています。
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タイヤを自分で交換するとなると付いてくる障害があります。
- 不安
- ホイールバランス
- 廃タイヤ
タイヤを交換した事がある人ならそれほどタイヤの手組みに不安はないと思いますが、初めてタイヤの手組みに挑戦するとなると不安は付き物です。
新しい事に挑戦する事は何事も不安が生じるものなので、最初はスペアタイヤを外して組んでみる練習からすると良いですよ。
タイヤを自分で交換すると機材がないので、ホイールバランスは基本的に調整する事ができません。
古いタイヤにホイールバランスのバランスウエイトがある場合は外さずに新しいタイヤを組むと、それほどバランスは狂いません。
簡易的なホイールバランサーで応急処置程度でバランスを取れるものも売っているので、試してみてはいかがでしょうか。
廃タイヤについては大きな見出しで書いています。
余談
軽トラなどの4ナンバーでもタイヤがはみ出てなければ乗用車用のタイヤを付ける事は違法ではありません。
必ずバンタイヤを付けないと車検に通らない事はないので、自由にホイールやタイヤを選べますよ。
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タイヤの手組みに絶対に必要なもの
- 新しいタイヤ
- エアバルブ
タイヤ交換をしようとしているので新しいタイヤは必須ですよね。
自分で新しいタイヤに組むことができれば達成感もありますし、気持ちいいです。
タイヤ交換時に意外とエアバルブが忘れがちなんです。
エアバルブとは
空気を入れるためのゴム部品
エアバルブもタイヤと同じでゴム素材で作られているのでタイヤと同じように劣化します。
劣化して古くなるとエアバルブからの空気もれの原因につながるのでタイヤ交換をする時は絶対にエアバルブを交換しましょう。
タイヤの手組みに絶対必要な道具
- タイヤレバー
- シリコンスプレー
- 空気を入れるもの
これらはタイヤを手組みするために絶対に必要な道具です。
タイヤレバーはタイヤを外す時、新しいタイヤを組み付けるときに使います。
何本かセットになったもので十分なので、買っておくと便利ですよ。
タイヤレバー
柄の付いたスプーンのようなタイヤレバーが使いやすいです。
シリコンスプレーはタイヤを外す時、組み付ける時にタイヤのビード部へ吹きかけて滑りをよくする時に使います。
本来はビードクリームを使うのですが、タイヤを個人で手組みするのにビードクリームは必要ありません。
ビードクリームでないとダメだ!という方はシリコンスプレーではなくビードクリームをお勧めします。
新しいタイヤを組み付けてからタイヤに空気を入れるものがあると尚良しですね。
自転車の空気を入れる空気入れなどでもいいですし、余裕があればエアーコンプレッサーなどを用意すれば空気を入れる事もできます。
タイヤの手組みは自分でやるのに空気をガソリンスタンドに入れてもらうのは、ちょっと恥ずかしいですよね。
タイヤの空気を入れるだけなら安いエアーコンプレッサーで十分なので、日々の空気圧点検も自分で行えますよ。
古いタイヤはどうする?
軽トラのタイヤを自分で手組みした後に残るのは古いタイヤですよね。
廃タイヤの処理
- 廃タイヤ料500円を払って引き取ってもらう
- DIYで屋外で使えるものを作る
廃タイヤは車屋さん、ガソリンスタンド、タイヤ屋さんなどに持っていけば1本500円ぐらいで引き取ってくれるはずです。
タイヤは捨てる事が難しいので、ちゃんとお金を払って引き取ってもらうことが大切です。
タイヤを何かDIYで屋外で使える椅子などを作ることもアイディア次第でできます。
私はアイディアが思い浮かばないので作る事ができませんが、YouTubeなどに DIYの動画が上がっているはずです。
タイヤの手組みクオリティを上げるには
とにかくタイヤを交換しまくる事です。
タイヤを手組みするとタイヤがどんなになってホイールに組む事ができるのか理解できますよ。
タイヤの手組みのクオリティを上げるためには、道具が必要になってきます。
タイヤ手組み
- 手動タイヤチェンジャー
- エアーコンプレッサー
- 空気圧ゲージ
- リムプロテクター
この4つがあれば、ホイールに傷1つ付ける事なくタイヤの組み替えができます。
手動タイヤチェンジャー
ビードを落とすビードブレーカーも付いていて、タイヤを作業しやすい高さで固定できるタイヤを手組みするには最高の商品です。
値段も1万円を切るもので十分使えます。
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エアーコンプレッサー
エアーコンプレッサーはタイヤに空気を入れるために使います。
エアーコンプレッサーがあれば、エアーツールなどを使って車からタイヤを外す作業が楽にもなります。
自分で空気圧の調整をすることもできますし、高いエアーコンプレッサーでなくても全然使えるので、持っているとクオリティが上がります。
空気圧ゲージ
エアーコンプレッサーと一緒に使い、タイヤの空気圧を調整したり、タイヤ組み換え後ビードを上げる作業に使えます。
タイヤの空気はたまに調整してあげてないと燃費の悪化にも繋がり、軽トラだと荷物を積んでいるとバーストする事もあります。
リムプロテクター
リムプロテクターはタイヤを手組みする際にホイールに傷1つ付けたくない人にオススメです。
ホイール全周を保護するリムプロテクターがオススメです。
まとめ
- 軽トラのタイヤを手組みする方法
- タイヤを手組みするのに絶対必要なもの
- タイヤを手組みするのに必要な道具
- 古いタイヤはどうする?
- タイヤの手組みクオリティを上げるには
軽トラのタイヤを手組みする事は車の中で1番簡単です。
軽トラのタイヤをそろそろ交換しないといけないと心配でしたら自分でタイヤを手組みしてみるといいですかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。