車のバッテリー上がったらどうしたら良いか分からなくなりますよね。バッテリー上がりで自分まで上がってしまわないように落ち着いて下さいね。
バッテリーが上がってしまったら
車のバッテリーが上がってしまったら、どうしたら良いのでしょうか。そのまえにバッテリー上がりって、どういう状態の事を言うのでしょうか。症状をいくつかあげてみました。
- セルモーターが回らない
- ヘッドライトが付かない、もしくは暗い
- セルを回そうとしたら弱い音がする
- セルを回そうとすると「カチカチカチ」と言う
- メーター内のランプが暗い
などがあります。ひとつずつ解説していきます。
セルモーターが回らない
バッテリーが上がるとセルモーターが回りません。回らないと言うよりは回せません。セルを回せる電気がバッテリーに残ってないからです。
セルを回せないと、どうなるか。エンジンがかけれません。この状態をバッテリー上がりと言います。
逆に言うとセルさえ回ってくれれば、エンジンはかかると言うことです。車のバッテリーは8割セルを回すために付いていると言っても過言ではありませんね。
ヘッドライトが付かない、もしくは暗い
バッテリーが上がるとライト類が点灯しなくなるか、もしくはめちゃくちゃ暗くなります。バッテリー上がりでライトを付ける方はあまり居ないと思います。
球切れと間違えたりするので、注意が必要です。左右ともライトが点灯しない場合はバッテリーを疑ってみてください。
セルを回そうとしたら弱い音がする
セルモーターの音って知ってますか。「キュルルルルブーン!」ってエンジンかかりますよね。「キュルルルル」が「キュル、きゅ、きゅる」弱々しい音になれば、それは完全にバッテリーが上がってます。
セルを回そうとすると「カチカチカチ」と言う
セルモーターを回そうとたら「キュる」とも言わずに「カチカチカチ」と音がする場合があります。
リレーと呼ばれる部品のスイッチがオンになったりオフになったりする音です。壊れている音ではありません。バッテリーが上がってます。
メーター内のランプが暗い
キーをオンにするとメーター内に赤いランプが点灯しますよね。シートベルトのマークや、バッテリーのマークや、ランプの精が持ってるランプがあったりします。
これらのランプがセルを回そうとすると暗くなる場合はバッテリーが上がってます。
バッテリーが上がる前にバッテリーの状態を知ろう!簡易バッテリーチェッカーが意外と便利ですよ。
バッテリー上がりになる原因はなんだ?
バッテリーが上がってしまう原因はなんでしょうか。
- バッテリーの寿命
- ヘッドライト付けっ放しで放置
- 発電機の充電不足
- 季節が冬
などがあります。他にも原因はありますが、大きな原因はこれらにあります。
バッテリーの寿命
バッテリーの寿命はバッテリーのグレードや車の乗り方や季節などにも左右されますが、だいたい3〜5年と言われています。
5年前のバッテリーだったら、正直いつ上がってもおかしくありません。
バッテリーが5年も持てば十分です。新しいバッテリーに交換しましょう。
ライト付けっ放しで放置
よくある原因としてライトの消し忘れが多いです。最近の車では軽自動車でもオートライトの車が多くなっているので、ライトの消し忘れはあまり見かけなくなりました。
昔はよく駐車場で救援している光景を子どもながら見かけていたものでした。
発電機の充電不足
正常な状態ではエンジンがかかっている状態ならバッテリーは常に充電されています。発電機が故障している場合は充電がされなくなるので、バッテリーが上がってしまいます。
発電機本体が壊れているだけなく、発電機を回しているベルトの緩みなどで十分に発電機を回すことが出来ないとバッテリーが充電されません。
エンジンかけているのに、メーター内にバッテリーのマークが点灯しだしたら、要注意です。
6ヶ月点検や12ヶ月点検は受けるようにしましょう。
季節が冬
バッテリーが上がるのに、季節なんて関係ないだろ!と思うかもしれません。
それが関係あるんですよ。
私たち人間も冬は手がかじかんだりして、あっためないと本来の動きが出来なくないですか?
バッテリーもそれと一緒で寒くなると、本来の力を発揮できないんです。寿命が近くなっているバッテリーによくあります。
長寿命で高性能なバッテリーはやっぱりカオス!
バッテリー上がりを防ぐためには
バッテリー上がりを防ぐ方法は3〜4年に1回バッテリーの交換をオススメします。バッテリーは気分屋さんです。
昨日は良くても明日になるとダメになってしまう可能性だってゼロではありません。急にダメになったりするのがバッテリーなんです。
気温にも左右されます。あったかい時はバッテリーの機嫌も良いです。寒くなると一変、うんともすんとも言わなくなったりします。
今スマホで読んでくれているあなた!そのスマホも冬になるとバッテリーの減りが早いと思った事はないですか。
車のバッテリーもそれと一緒です。寒いと力がなくなります。
バッテリーだけが原因ではないので、ベルトの張りの調整や交換で改善したりします。しっかり車の点検は受けましょう。
- バッテリーが上がる前にバッテリーを交換する
- 冬はバッテリー上がりに要注意
- 車の点検をしっかりと受ける
- ライトの消し忘れをなくす
バッテリーが寒いと言っていたらホッカイロを貼ってあげると喜びますよ。
バッテリー上がりの時はこうする!
- 救援する
- 押しがけをする(マニュアル車)
- ジャンプスターターでかける
- JAFる
もしもバッテリーが上がってしまったら、この4つの方法を試してみてください。
救援する
正常な車のバッテリーとバッテリーの上がった車のバッテリーをブースターケーブルを使ってエンジンをかける方法です。
バッテリーの上がった車と正常な車をブースターケーブルが届く所まで近づけます。
救援のやり方
- 故障車のバッテリーのプラスに赤をつなぐ
- 正常な車のバッテリーのプラスに赤をつなぐ
- 正常な車のバッテリーのマイナスに黒をつなぐ
- 故障車のエンジン本体に黒をつなぐ
とはいえ、文字だけだとなかなかピンと来ませんよね。私の絵心満点の絵で解説さしてください。
バッテリー上がりの車のエンジン本体に取り付ける事が出来なければ、バッテリーのマイナス端子でも問題ありません。
つなぎ終わったら、正常な車のエンジンを3000回転ぐらいまで上げ、3000回転を維持した状態を5分間続けます。
5分後バッテリー上がりのエンジンをキーを回してかけてみてください。それでもかからない場合は、3000回転を保ったまま続けてください。またしばらく時間がたってから、エンジンをかけてみて下さい。
エンジンがかかれば、焦らずケーブルを逆の手順でブースターケーブルを外すだけで終わりです。詳しく解説する記事を書きたいと思います。
ブースターケーブルはコチラです。
押しがけ(マニュアル車)
マニュアル車はセルを回さなくてもエンジンをかける方法があります。それが押しがけです。
私は原付の免許を取って古いマニュアルのバイクに乗ってウロウロしてました。バッテリーは付いて居ましたが、わざと押しがけでエンジンをかけたりしてました。
下り坂をエンジンはかけず、ブレーキをかけて下って下りきった所でキーを回してギアを入れ、エンジンをかけていました。
1人でもできない事はないですが、安全面を考えると何人かいた方がいいです。それでは、やり方を複数人いる程で説明します。
押しがけのやり方
- 運転席に座りハンドルを握る
- キーをオンにする
- サイドブレーキを降ろす
- 車を後ろから人力で押してもらう
- クラッチを踏み、ギアを4速に入れる
- 10キロぐらい出たらクラッチを一気に放す
- エンジンがかかることを確認してクラッチを踏む
バイクが好きな方なら押しがけは知ってる方がいるかもしれません。バイクでも車でもマニュアル車はそんな事ができるんです。
ミッションがエンジンを回す事でエンジンをかける事ができる裏技です。私もよくエンストしてしまいます。坂道発進で。
よくバックにギアを入れそのまま後ろに下がりギアをつないでエンジンをかけたりしています。
もちろん、後ろに車や人がいないのを確認してからですよ。
ジャンプスターターでエンジンをかける
最近はめっちゃ便利なものが売られているので、びっくりですよ。バッテリーが上がっても誰の手も借りずに自分でエンジンがかけれるんです。
ジャンプスターターがあればね。これはモバイルバッテリーみたいなもので、赤と黒のクリップをバッテリーのプラスとマイナスにつなげるだけです。
たったそれだけで、エンジンをかける事ができるんです。1人1個、車に乗る方は持つべきですね。
そんな優秀なジャンプスターターはコチラです。
JAFる
JAF会員の方なら、JAFれば一発で解決できますよ。解決した後は必ずバッテリーを交換してくださいね。
1度上がったバッテリーは、寿命です。
まとめ
- バッテリー上がりはセルモーターが回せない
- バッテリー上がりの原因の多くは寿命
- バッテリー上がりを防ぐ方法は定期点検を受けよう
- バッテリー上がった時の救援方法の順序など
バッテリーは本当に急に上がってしまう事があります。明日バッテリーが上がるのはあなたの車かもしれません。
調子が良い時にバッテリーの交換をして車中泊する時に古のバッテリーをサブ電源として使う事も出来ますよ。
私は要らなくなったバッテリーを使ってサブ電源の箱をこしらえて車中泊の時は使っています。
以上、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。