35℃を超える暑い時に外の仕事の人は本当に大変ですよね。熱中症にならないように空調服を着て自分を守りましょう。
でも空調服って種類がありすぎて、どれを選んでいいのか分からなくなりませんか。空調服の選び方を教えます。
空調服、ブルゾンの種類と素材
空調服はブルゾン、電動ファン、バッテリーの3点セットになります。
その中でも実際に身につけるブルゾンについてお話しします。
ブルゾンの種類
ブルゾンの種類には大きく3つあります。
- 長袖
- 半袖
- ベスト
長袖ブルゾンはファンを回した時に背中、首元、腕に風が流れて上半身全体の温度を下げてくれます。
半袖ブルゾンは背中と首元、脇の下の温度を下げてくれて半袖なので空調服を着ていても動きやすいです。
ベストは背中と首元の温度を下げてくれてはんそで同様に動きやすいです。
ブルゾンの素材
ブルゾンの素材には綿かポリエステルがほとんどで、それぞれメリットデメリットがあります。
綿ブルゾンのメリット
- 汗の吸収
- 臭いが付きにくい
- 火花に強い
- 丈夫
などがあります。
35℃を超える暑い時には、外にいるだけで汗をかきます。綿ブルゾンは汗を吸収してくれるので肌触りがいいのがポイントです。
外でお仕事をしていると臭いのキツイものが近くにある事がありますよね。
綿ブルゾンは臭いが付きにくいので、例を挙げると溶接などをする仕事だと鉄の焼けた臭いが煙と共に自分にやってきます。
溶接臭のようなキツい臭いを服に付けたくない時に綿ブルゾンが優秀です。
例を挙げた溶接のような火を扱うような仕事をしている人は綿ブルゾンがオススメです。
綿ブルゾンは火花に強く少しぐらいの火花なら穴が空いたりしません。
綿ブルゾンは丈夫で強いのでハードワークな作業に向いています。
綿ブルゾンのデメリット
- 色落ちしやすい
- 縮みやすい
- シワになりやすい
などがあります。
綿素材は洗濯をするたびに色落ちしやすいのは否めません。
縮みやすく大きめのサイズを買っておくことがオススメです。
シワになりやすくヨレヨレになってきて味が出てきた!とポジティブに考えれるといいですね。
ポリエステルブルゾンのメリット
- シワにになりにくい
- 色落ちしない
- 撥水性
- 空気が漏れにくい
ポリエステルブルゾンは綿ブルゾンのデメリットがメリットです。
シワになりにくく色落ちもしないので、洗濯をしてもいつまでも綺麗な状態を保つ事ができます。
撥水性もあり少しの雨なら弾いて濡れる心配もありません。
ポリエステルは空気が漏れにくいのでファンで吸い込んだ空気を取り入れたら逃しません。
余計なところから空気が逃げなければ身体の冷却が良くなります。
ポリエステルブルゾンのデメリット
- 火花に弱い
- 吸水性がない
綿ブルゾンのメリットが弱いのがポリエステルブルゾンです。
火を使う作業をする時はポリエステルブルゾンは向いていません。
吸水性がない代わりに撥水性があります。
汗をかいてもポリエステルブルゾンは吸水性がないので汗が乾く時の気化熱によって、より涼しく感じるのが特徴です。
ブルゾンのチタン加工
ブルゾンのチタン加工された空調服があります。チタン加工をすることで、
- 紫外線、赤外線の90%以上カット
- 体温上昇を2〜5℃抑える
- 肌へのダメージ軽減
などの効果があり、直射日光の当たるところで作業する人にはかなりオススメです。
空調服、ファンとバッテリーの特徴
空調服の心臓部と呼んでいいほど重要なのがファンとバッテリーです。
ファンとバッテリーの選び方を紹介します。
バートル
ファンがネジ式でファン穴10㎝のブルゾンならどれでも取り付け可能です。
バッテリー電圧13V!車のバッテリーと同じ電圧でファンを回す事ができるので汗の乾きが早く涼しいです。
13Vで回すと1時間で10Vに切り替わるので、最初から10Vで使うと7時間連続使用できます。
バッテリー1つで1日、日中持つかと言われると微妙なところですが、必要のない時は電源を切って節約をすれば1日持ちそうですね。
バッテリーの重さも303gと350mℓの缶よりも軽いです!
バートル まとめ
- ファンネジ式
- バッテリー13V
- 10Vで7時間、連続使用可能
- バッテリーの重さ303g
村上被服
ファンの取り付けがネジ式です。ファン穴10㎝のブルゾンならどれでも取り付け可能です。
ファンを外して洗う事ができる。ファンを外せる空調服は現在では村上被服しかありません。
ホコリや粉塵が飛んでいる場所で作業する事が多い人にはかなりオススメです。
ホコリを吸い込んで使うとファンが真っ白くなって、村上被服以外のファンだとなかなか綺麗に洗えません。
空調服のファンを少しでも清潔に保ちたい人には最高の商品だと思いますよ。
バッテリーは13V!車と同じ電圧でファンを回す事できます。
バッテリー電圧が高くなるほどファンの回転が早くなるのでその分空気をたくさん送り込む事ができます。
10Vで8時間連続使用ができるので、1日日中持つか持たないか微妙なラインです。
必要のない時に止めてバッテリーを温存していれば、1日もつかと思います。
バッテリーの重さがたったの240g!250mℓの缶コーヒーとほぼ同じ重さです。
村上被服 まとめ
- ファンネジ式
- ファンを外して洗える
- バッテリー13V
- 10Vで8時間、連続使用可能
- バッテリーの重さ240g
空調風神服
ファンの固定がツメ式でワンタッチで固定が可能!ブルゾンによっては固定ができなものもある。
ファンカバーがゴッポリと外れてファンを外す事はできませんが、ファンを掃除するのが簡単です。
バッテリーは12Vで車のバッテリーと同じ電圧でファンを回す事ができます。
12Vで使うと連続4.5時間しか使えません。9Vで9時間連続使用ができるので1日日中は持ちそうです。
Bluetoothでスマホで操作が可能です。
スマホに繋げてしまえばバッテリーに触らずに、ファンのオンオフ、風量調節、バッテリーの残量確認ができます。
バッテリーの重さは300gでバートルのバッテリーとほぼ同じ重さになります。
空調風神服 まとめ
- ファン固定がワンタッチ
- ファンの掃除が楽
- バッテリー12V
- 9Vで9時間、連続使用可能
- スマホでの操作可能
- バッテリーの重さ300g
クロダルマ
私のオススメです。
ファンの取り付けがネジ式でどんなブルゾンにもファンが取り付けできます。
ファンカバーが固定のネジになっているので、外せばファンが丸見えで、ファンを外す事はできませんが、掃除するのが楽です。
バッテリー最大7.2Vとファンの風量は少なくなります。フルで回すと1日日中は持たないので休憩中に充電をしたり、バッテリー2個使うなど対策が必要です。
バッテリーの重さは300gでバートルと同じ重さになります。
クロダルマのバッテリーのいいところはUSB端子がついているところです!
空調服って夏の間しか着ませんよね。空調服を着なかったらバッテリーも使う事なく押し入れの中で来年まで冬眠しますよね。
クロダルマのバッテリーにはUSB端子がついているので、スマホを充電するためのモバイルバッテリーになります。
バッテリー容量も14,500mAhあります。ANKERの通常のモバイルバッテリーでも10,000mAhです。
スマホの充電だけでなく、冬はヒーター服があります。モバイルバッテリーでヒーターを温める事ができるので万能バッテリーなんです。
クロダルマ まとめ
- ファンネジ式
- ファンカバーが外れる
- バッテリーの重さ300g
- モバイルバッテリーになる
- ヒーター服にも使える
空調服の互換性について
空調服はさまざまなメーカーから新しいのが次々に出ています。
空調服の互換性についてですが、
空調服の互換性
- ブルゾンとファンは可能
- ファンとバッテリーは不可
ブルゾンとファンは可能
ブルゾンとねじ込み式のファンなら取り付けする事ができます。
ワンタッチ式のファンとブルゾンは互換性のあるものもあれば、取り付けが甘くてファンが落ちたりするものもあるそうです。
ファンとバッテリーの不可
ファンとバッテリーのメーカーは同じにする事で空調服を安全に着る事ができます。
確かにファンにある線の差し込み口とバッテリーからの線がメーカーが別でも同じ大きさで普通にファンを回す事はできます。
ですが、ファンとバッテリーを同じメーカーにしておかないとファンによって流れる電流に違いが生じます。
するとバッテリー本体が熱を持ったり、ケーブルが熱を持ったりして、大変危険です。
バッテリーの寿命を縮める事にもなりかねません。
バッテリーとファンは高いので慎重に使いたいですね。
まとめ
- 空調服のブルゾンの種類と素材について
- 空調服のファンとバッテリーが肝心
- 空調服は互換性、ブルゾンとファンならオッケー
空調服は年々新しくなって去年のものより良くなっています。
逆に今、去年モデルの空調服を購入すれば、かなり安く手に入るかもしれませんね。
まだまだ暑い夏に空調服について、少しでも参考になれれば、嬉しいです。